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日本ダービーとドバイシーマクラシックを制したダノンデサイルに、10月のオーストラリア遠征計画が浮上。野田順弘オーナーと安田翔伍調教師は、メルボルン・スプリングカーニバルのG1・コックスプレートを選択肢に入れている。

10月下旬、トレーナーのパスポートは出番が多くなりそうだ。安田師はIdol Horseの取材に対し、ロードフォンスの動向も明かし、米ケンタッキー州・キーンランド競馬場で行われるG1・ブリーダーズカップ・ダートマイルを目標にしていると話した。

今年のブリーダーズカップは、現地時間10月31日に開催される。オーストラリア競馬を代表する中距離定量戦、コックスプレートはその7日前に行われる予定だ。

セレクトセールの会場で取材に応じた安田師は、「ダノンデサイルは、日本の天皇賞秋とオーストラリアのコックスプレートが選択肢が入っています。どちらに出走するかは、最終的にオーナーが判断することになります」と秋の目標について語った。

コックスプレートは2019年、矢作芳人調教師のリスグラシューが日本馬初、そして日本馬唯一の優勝を達成。また、2024年にはプログノーシスがヴィアシスティーナの2着に入っている。

今年のコックスプレートは、フレミントン競馬場での開催となる。長年の開催地として知られるムーニーバレー競馬場は、コースレイアウトの変更を含む大規模な改築工事に入っている。この点もまた、ダノンデサイル陣営にとって重要な判断材料となっている。

コックスプレートを選択肢に入れる理由を問われると、安田師は「フレミントンだからです」と答えた。

「ムーニーバレーは難しいコースですから、フレミントンの方が良いと考えています」

ダノンデサイルは、すでに海外遠征の経験が豊富だ。エピファネイア産駒の同馬は、2025年4月にドバイのメイダン競馬場でG1・ドバイシーマクラシックを制した。その4カ月後にはG1・英インターナショナルSへ遠征したが、6頭立ての5着という不本意な結果に終わった。

安田師は、そうした経験に加え、5歳を迎えて競走馬として円熟味を増したことも、メルボルンへ向かう場合にはプラスに働くと考えている。

「この馬にとって検疫は問題にならないでしょう。過去にも遠征を経験している分、大人になって輸送に動じる部分は少なくなってきています」

一方、ロードフォンスはケンタッキー州を舞台に、キャリア最大級の一戦へと挑もうとしている。6歳の同馬は2月、東京競馬場のG3・根岸ステークスを勝利し、6月には浦和競馬場のJpn1・さきたま杯も制覇。いずれも距離は1400mだった。

安田師は厩舎開業前、ロードフォンスの父であるロードカナロアの調教助手を務め、レース前の追い切りにも騎乗していた。血統面での深い縁があるだけに、さきたま杯の勝利は感慨深いものとなった。

「ロードフォンスはダートマイルを目標にしています。ワンターンのスプリント戦はこの馬にはちょっと忙しいので、(2ターンのダートマイルは)この馬に合うと思います」

「(普段の性格については?)6歳馬らしく余計なことはせず、大人しい性格です」

デイヴィッド・モーガン、Idol Horseのチーフジャーナリスト。イギリス・ダラム州に生まれ、幼少期からスポーツ好きだったが、10歳の時に競馬に出会い夢中になった。香港ジョッキークラブで上級競馬記者、そして競馬編集者として9年間勤務した経験があり、香港と日本の競馬に関する豊富な知識を持っている。ドバイで働いた経験もある他、ロンドンのレースニュース社にも数年間在籍。これまで寄稿したメディアには、レーシングポスト、ANZブラッドストックニュース、インターナショナルサラブレッド、TDN(サラブレッド・デイリー・ニュース)、アジアン・レーシング・レポートなどが含まれる。

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