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10月25日、京都競馬場で行われた菊花賞で、武豊騎手がゴーイントゥスカイをハナ差の勝利に導き、自身の持つ同レースの最多勝記録を更新した。ロブチェンの三冠達成は阻まれた。

皐月賞と日本ダービーを制したロブチェンは、日本競馬史上9頭目の三冠馬を目指し、オッズ1倍台の1番人気で出走した。しかし、スタートで出遅れて14着に敗退。一方、武豊は3番人気のゴーイントゥスカイを巧みに導き、最後の200mでバステールらとの3頭の競り合いを制した。

勝利インタビューでレースを振り返った武豊は、「強いのはいますけど、自分の競馬に徹しようと思っていたので、そこはあまり意識せずに、今までこの馬に乗ってきて、いろいろ考えて、一番いい乗り方をしたいと思っていました」と話した。

武豊騎手の菊花賞制覇は、スーパークリーク(1988年)、ダンスインザダーク(1996年)、エアシャカール(2000年)、ディープインパクト(2005年)、ワールドプレミア(2019年)に続く6度目となった。前回の菊花賞制覇をともにしたワールドプレミアがロブチェンの父という、因縁のある決着でもあった。

この日の武豊は57歳7か月11日。自身の持つJRA・G1最年長勝利記録をさらに更新した。一方で、同じ菊花賞の最年少勝利記録も持つ。スーパークリークで制したときは19歳7か月23日だった。

今回の勝利でJRA・G1通算87勝となり、メイショウタバルで制した6月の宝塚記念以来のG1制覇となった。シックスペンスで安田記念も制したベテランが、充実した一年に花を添えた。

GOING TO SKY, YUTAKA TAKE / G1 Kikuka Sho // Kyoto /// 2026 //// Video by @JRA_WorldRacing (X)

前走のセントライト記念で6着だったゴーイントゥスカイは、中団の内ラチ沿いを追走した。向正面ではキンググローリーが約20馬身までリードを広げた。武豊はコーナーでゴーイントゥスカイをラチ沿いから外へ持ち出し、進路を見つけると、残り100mで先頭に立った。

「内目のいいところで折り合いもついていたので、非常にいい流れだと思いながらずっと乗って、あまり道中動かずに直線にかけようと思っていました」と武豊は勝利した一戦を振り返った。

「直線に向くまで何とか待って、進路が開いた瞬間に追い出したら反応してくれたので、残り200mぐらいで勝てるかもと思いました」

「ダービーでもいいレースできて、そこで、秋、菊花賞十分狙える馬だと思っていました」

2020年に無敗で三冠を達成したコントレイルは、初年度産駒のゴーイントゥスカイで種牡馬として初のG1勝利を挙げた。2023年に厩舎を開業した上原佑紀調教師は、この日を迎えるまでに重賞4勝を挙げていた。

川田将雅騎手が騎乗したバステールは、後方からメンバー最速の上がり600mをマークして追い込んだものの、ハナ差及ばなかった。クリストフ・ルメール騎手が騎乗した2番人気のダノンヒストリーは、バステールから1馬身差の3着に入り、129.7倍の伏兵サノノグレーターを抑えた。

松山弘平騎手が騎乗したロブチェンは序盤、後ろから4、5番手を追走し、3コーナー手前で馬群の外を回って一気に進出した。直線には勝負圏内で向いたが、すでに脚は残っていなかった。

5万2126人の観衆の前で、ゴーイントゥスカイは良馬場を3:04.5で駆け抜けた。

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