2026 東京優駿: 日本ダービー・パワーランキング(出走馬確定版)
日曜日の開催されるG1・東京優駿の出走馬と枠順が確定した。Idol Horseの日本競馬担当チームが、3歳世代の頂点を決める一戦、東京優駿の出走馬18頭をランキング形式で紹介する。
2026 東京優駿: 日本ダービー・パワーランキング(出走馬確定版)
日曜日の開催されるG1・東京優駿の出走馬と枠順が確定した。Idol Horseの日本競馬担当チームが、3歳世代の頂点を決める一戦、東京優駿の出走馬18頭をランキング形式で紹介する。
2026 05 29G1・日本ダービーでは、先月の牡馬クラシック初戦、G1・皐月賞で1着、2着だったロブチェンとリアライズシリウスが再び激突する。
ロブチェンが勝利すれば、クラシック二冠馬として名馬たちの仲間入りを果たすだけでなく、10月に行われるスタミナが問われるG1・菊花賞も守備範囲と見られるだけに、三冠制覇への道も開けることになる。
しかし、ダービーは決して勝って当然のレースではなく、ロブチェンは枠順抽選であまり恵まれなかった。リアライズシリウスに加え、今年のダービーにはG1級の素質を秘めた未知の挑戦者も数多く揃っている。
以下が、今年の日本ダービー出走各馬に対する我々の分析である。
1. ロブチェン(17)
騎手: 松山弘平
調教師: 杉山晴紀
血統: ワールドプレミア × ソングライティング
馬主: フォレストレーシング
戦績: 4:3-0-1
主な勝ち鞍: G1・皐月賞 (2026)
皐月賞に続いて、日本ダービーでクラシック二冠を目指すロブチェンは、前回ランキングに続いて首位を維持した。皐月賞と日本ダービーの二冠制覇を達成となれば、2020年の三冠馬コントレイルに続き、6年ぶりの記録となる。
最終追い切りは栗東のCWコースを4ハロン51.4秒で駆け抜け、ラスト1ハロンは11.2秒を計測。数少ない懸念点として、前走の皐月賞をコースレコードで駆け抜けた疲労が挙げられるが、現時点では調子落ちはないどころか、むしろ調子を上げているようにすら映る。
では、皐月賞をレースレコードで勝利した馬のダービー成績はどうか。東京開催の皐月賞を制した2011年のオルフェーヴルを除けば、2000年以降は7頭がダービーで敗れ、最後の勝利は1994年のナリタブライアンまで遡る。また、皐月賞で2分を切るタイムで走った昨年までの16頭のうち、ダービーを制した馬は4頭のみとなっている。
前述の敗れた馬たちの中に、2017年皐月賞馬のアルアインが含まれる。当時、松山弘平騎手は同馬に騎乗した皐月賞でG1初勝利を挙げ、二冠目のダービーでは敗れた。
ダービーでの枠順は17番枠。逃げ馬にとっては不利な外枠だが、G1・ホープフルSでは7番手から差す競馬を披露しており、外枠に対処できる自在性は持ち合わせている。日本ダービーでは、皐月賞とは異なる競馬が見られるかもしれない。

2. リアライズシリウス(11)
騎手: 津村明秀
調教師: 手塚貴久
血統: ポエティックフレア × レッドミラベル
馬主: 今福洋介
戦績: 5:3-1-0
主な勝ち鞍: G3・共同通信杯 (2026)
G3・共同通信杯とG1・皐月賞でロブチェンと接戦を演じているリアライズシリウスは、ダービーでも引き続き上位争いの候補に入っている。水曜日、美浦のウッドチップコースで6ハロンの追い切りを行い、ラスト1ハロンは11.3秒をマーク。皐月賞後も時計の速い追い切りを続けており、仕上がり具合は申し分ない。
第一の懸念点は2400mという距離の壁。落ち着きを持ってダービーを走れるかが、この馬にとって最大の焦点となるだろう。ただし、サリオス、ダノンキングリー、イスラボニータのように、古馬ではマイル路線に転向した馬がダービーに入着した例も一定数あることも忘れてはいけない。
日本ダービーの週は、東京競馬場のCコースで開催される。芝コースの内側から6mに内ラチが設置されるため、消耗の少ない芝が予想される。近年、ダービーはCコースで行われることが多く、先行馬に有利な成績が出ている理由の一つでもある。リアライズシリウスにとっては有利な条件だ。
3. ゴーイントゥスカイ(14)
騎手: 武豊
調教師: 上原佑紀
血統: コントレイル × ゴーイントゥザウィンドウ
馬主: フィールドレーシング
戦績: 4:2-0-1
主な勝ち鞍: G2・青葉賞 (2026)
ダービー前哨戦のG2・青葉賞を勝利して以降、調教でも良い動きを披露しているのが、ゴーイントゥスカイだ。
中間の調整では、上原佑紀厩舎からダービーに出走する僚馬のライヒスアドラーやフォルテアンジェロを併せ馬を実施。木曜の最終追い切りでは、武豊騎手が美浦トレセンに駆けつけて騎乗し、同馬の動きの良さを褒めるコメントを残していた。
青葉賞はダービートライアルとしては「呪い」と言えるほど勝ち馬を出せておらず、過去32回の歴史でダービー馬は0頭。では、入着馬はどうか。2010年代はウインバリアシオン、フェノーメノ、アドミラブルがダービーで3着以内に入っているが、2020年以降は回避や競走中止もあり、1頭も入着できていない。

4. フォルテアンジェロ(15)
騎手: 荻野極
血統: フィエールマン × レディアンジェラ
馬主: シルクレーシング
戦績: 4:1-2-0
主な勝ち鞍: 新馬戦 (2025)
フォルテアンジェロも前述のゴーイントゥスカイに負けず劣らず、ダービーに向けた中間調整では良い動きを見せている一頭だ。
最終追い切りでは、後ろから追ってきたゴーイントゥスカイと併入する形でフィニッシュ。古馬でリステッド勝ち馬のポッドベイダーを大きく突き放し、この2頭はダービーに向けて絶好の仕上がり具合であることを伺わせた。
皐月賞(5着)では出遅れて後方から追い込む形となったが、ロブチェンの2着に入ったG1・ホープフルSで見せたように、逃げ馬を射程圏に入れた位置から末脚を伸ばす競馬が本来の姿。卓越した勝負根性を持っており、前残りの馬場で恩恵を得られるなら、一気に一着争いも現実的となってくる。
5. コンジェスタス(6)
騎手: 西村淳也
調教師: 高野友和
血統: コントレイル × キラモサ
馬主: シルクレーシング
戦績: 3:3-0-0
主な勝ち鞍: G2・京都新聞杯 (2026)
「その血は偉大だと思う」
ディープインパクト、コントレイルに続く、サイアーライン3代での無敗ダービー制覇の可能性について問われた高野友和調教師は、そう答えた。G2・京都新聞杯から中2週というローテを考慮し、追い切りはあくまで調整程度。しかし、トレーナーは「京都競馬場で素晴らしい追い切りが出来たなという風に落とし込んで、その負荷を上手に使いたかった」と記者会見で話したように、すべてプラン通りで来ているようだ。
母のキラモサは、2013年の豪G1・VRCオークスを勝利。コンジェスタス自身のレーススタイルを見ても、距離が2400mに伸びることはプラス要素となるだろう。ロングスパートで引き離す競馬が得意なので、展開に左右される脚質であることは否めないが、タフなペースになれば好機が回ってくるはずだ。
6. ライヒスアドラー(1)
騎手: 佐々木大輔
血統: シスキン × クライリング
馬主: G1レーシング
戦績: 4:1-1-2
主な勝ち鞍: 新馬戦 (2025)
今年の日本ダービーに4頭を出走させる36歳の上原祐紀調教師は、木曜日の最終追い切りでは、2頭ごとにペアを組んで併せ馬を実施。ライヒスアドラーはグリーンエナジーと併せ馬を行い、余裕のある手応えでグリーンエナジーと併入した。
一週間前の追い切りでは、ゴーイントゥスカイの追い上げを許さず先着しており、引き続き好状態を維持したままダービーを臨めそうだ。
過去4戦のうち、唯一の東京での出走だったG2・東京スポーツ杯2歳Sでは、長い直線を内から鋭く追い上げて3着。毎回安定して追い込んでくる末脚は魅力的であり、今回も上位争いが見込める一頭である。父のシスキンは愛2000ギニー馬だが、母父のハーツクライは父としてダービー馬2頭、母父としてもダービー2着のエフフォーリアなどを輩出している。
7. アウダーシア(9)
騎手: ダミアン・レーン
調教師: 手塚貴久
血統: キズナ × リリーノーブル
馬主: サンデーレーシング
戦績: 4:2-2-0
主な勝ち鞍: G2・スプリングステークス (2026)
2023年のソールオリエンス、2025年のマスカレードボールで2度のダービー2着を経験し、今度こそダービートレーナーのタイトルを目指す手塚貴久調教師は、今年、日本ダービーに2頭を送り込む。
皐月賞2着馬、リアライズシリウスの影に隠れがちだが、アウダーシアは未知の魅力を秘めている。気性面の未熟さに課題を抱える馬だが、手塚師は「この子の場合、追い切りの時計より走りの中身が重要で、今回はしっかりできていたので心配ない」と述べている。
母のリリーノーブルは、三冠牝馬のアーモンドアイと同世代に生まれ、2018年のオークスでは2着に入っている。持続力のある長い末脚が使えるタイプであることを鑑みても、東京競馬場のコースは合っているだろう。
皐月賞以前のレースから直行で日本ダービーを勝った馬は、2024年のダノンデサイル(皐月賞は競走除外)、2021年のシャフリヤールが該当する。それ以前はほとんど成功例がなかったローテだが、近年は勝ち馬が現れている点も注目に値する。
8. アスクエジンバラ(12)
騎手: 岩田康成
調教師: 福永祐一
血統: リオンディーズ × ハニートリップ
馬主: 廣崎利洋
戦績: 8:2-2-1
主な勝ち鞍: OP・コスモス賞 (2025)
アスクエジンバラの直近5走でパートナーを組んでいる52歳の岩田康成騎手は、ダービー2週間前の17日、落馬事故で鎖骨を骨折した。しかし、2日後の手術を経て、そこから1週間も経たないうちに調教騎乗に復帰。不屈の闘志で日本ダービーへの騎乗に間に合わせた。
アスクエジンバラの1週前の追い切りでは、岩田の息子である岩田望来騎手が騎乗したが、それ以降は岩田自身が騎乗。じっくりと負荷を掛けつつ、修正点を見直す調整を続けてきた。善戦脱却に向けての上積みは見込めそうな一頭だ。
ただし、左回りでの出走は8戦中1回のみ、しかもその1回がキャリア唯一の大敗に終わった東京での一戦だった。父のリオンディーズ、母父のマンハッタンカフェはともに産駒の長距離実績も豊富で、距離への不安はなさそうだが、コース相性は課題となるかもしれない。

9. グリーンエナジー(16)
騎手: 戸崎圭太
調教師: 上原佑紀
血統: スワーヴリチャード × シンバルII
馬主: 鈴江崇文
戦績: 4:2-0-1
主な勝ち鞍: G3・京成杯 (2026)
皐月賞7着から巻き返しを目指すグリーンエナジーにとって、最大の危機が訪れたのは日本ダービーの1週間前だった。
先週の木曜日に熱発があり、ダービー1週前の追い切りをスキップ。しかし、熱発の程度は軽く、その後すぐに回復したため、ダービーに向けた調整は無事続行。今週木曜日の2週間ぶりの追い切りでは、ライヒスアドラーと併入する良い動きを見せた。
G3・京成杯で見せたような強烈な末脚がこの馬の持ち味だが、当日の馬場傾向次第では厳しい立場に置かれるかもしれない。過去5年間のうち、10番手以降で直線に入った馬が入着した例は、たった3頭のみ。内ラチが外に移動するCコースで行われるダービーは比較的、先行馬有利の働きやすい。
ただし、東京で勝利した未勝利戦では2番手追走から勝利しており、決して追い込み一辺倒の馬ではない。熱発による調整の遅れは懸念されるが、追い込み馬を重視するなら無視できない存在だ。
10. パントルナイーフ(13)
騎手: クリストフ・ルメール
調教師: 木村哲也
血統: キズナ × アールブリュット
馬主: キャロットファーム
戦績: 4:2-1-0
主な勝ち鞍: G2・東京スポーツ杯2歳ステークス (2025)
14着に沈んだ皐月賞での大敗があったとしても、クリストフ・ルメール騎手と木村哲也調教師は諦めていない。
前哨戦を体調不良で使えず、ぶっつけ本番で望んだ皐月賞では、道中の不利で位置取りを下げてしまったこと、そして日本ダービーでは舞台が東京競馬場に代わることが、この馬にとっての「上がり目」だ。
日曜日の追い切りでは、坂路で自己ベストを更新する4ハロン52.4秒をマーク。水曜日の最終追い切りでは美浦のウッドチップコースでラスト1ハロン11.2秒を記録するなど、ここに来て調教で良い動きを見せている。
シーズン初戦の皐月賞で入着できず、ダービーで巻き返した例としては、ルメールを初の日本ダービー制覇に導いた2017年のレイデオロが挙げられる。今年、パントルナイーフはキャロットファームの偉大な先輩に続くことができるだろうか?

11. マテンロウゲイル(2)
騎手: 横山和生
調教師: 野中賢二
調教師: エピファネイア × デザートライド
馬主: 寺田千代乃
戦績: 6:2-3-0
主な勝ち鞍: リステッド・若葉ステークス (2026)
マテンロウゲイルの前走、皐月賞(10着)は出遅れからレースプランが崩れてしまった一戦であり、本来の力を発揮できなかったことは明白だ。阪神や京都での力強い末脚を見ても、広いコースで行われる日本ダービーの舞台設定は合っているように見える。
その皐月賞を除けば、これまでの成績はまさに安定感抜群の一言であり、リステッド・若葉Sや2着に入ったG3・京成杯では強い走りを見せている。前走の敗北で人気を大きく落とすようなら、伏兵候補として狙ってみる価値はありそうだ。
12. エムズビギン(18)
騎手: フランシスコ・ゴンサルベス
調教師: 友道康夫
血統: キタサンブラック × デルフィニアII
馬主: エムズレーシング
戦績: 4:1-2-0
主な勝ち鞍: 未勝利戦 (2025)
1歳馬としては国内史上最高価格、5.9億円で落札された良血馬のエムズビギンは、ダービートライアルのG2・京都新聞杯では7着に敗れたものの、ゾロアストロが日本ダービーを回避したことによって、繰り上がり出走を果たした。
G3・きさらぎ賞ではラフターラインズ(後のオークス3着馬)に先着し、勝ち馬とアタマ差の2着に入っている。
今年の春がJRAでの初の短期免許取得となったフランシスコ・ゴンサルベス騎手は、4週間の騎乗で早くも8勝を挙げており、日本競馬界で早くも爪痕を残している。エムズビギンにとって大きな課題となるのは、大外枠の18番に入ってしまったこと。それでも、過去10年で、17番枠もしくは18番枠で入着した馬は4頭いる。ゴンサルベスにとっては腕の見せどころだ。
13. バステール(5)
騎手: 川田将雅
調教師: 斉藤崇史
血統: キタサンブラック × マンビア
馬主: シルクレーシング
戦績: 4:2-1-0
主な勝ち鞍: G2・弥生賞 (2026)
バステールの日本ダービーに向けた最終追い切りのパートナーに選ばれたのは、昨年の日本ダービー馬で、宝塚記念で春古馬三冠を目指すクロワデュノールだった。バステールが先行する形で入り、追い上げる王者に対してわずかに先着する形でフィニッシュしている。
11着に終わった皐月賞は終始後方での競馬となり、まったくチャンスが回ってこなかった。ダービーではレーススタイルも改善が求められるが、この短期間で大きく修正できるかは疑問が残る。大観衆を前にして落ち着きを保てるかも課題となるだろう。
14. メイショウハチコウ(7)
騎手: マイケル・ディー
調教師: 牧浦充徳
血統: ロジャーバローズ × アモーレヴォレ
馬主: 松本好隆
戦績: 5:3-0-0
主な勝ち鞍: リステッド・プリンシパルステークス (2026)
JRAで短期騎乗中のNZ出身ジョッキー、マイケル・ディー騎手は、メイショウハチコウに騎乗して現在2連勝中。前走のリステッド・プリンシパルSに続き、日本ダービーでも伏兵の立場からの出走となるが、前走以上の厳しい戦いとなることは間違いない。
決して爆発的な瞬発力ではないが、ゴール前までしっかりと伸びる末脚は魅力的。基本的に先行策で走る馬だが、距離が伸びるダービーでは折り合いが鍵となる。ディー騎手が落ち着いて走ることに重点を置くなら、逃げ争いから一歩引いた位置で追走するかもしれない。

15. ジャスティンビスタ(10)
騎手: 坂井瑠星
調教師: 吉岡辰弥
血統: サートゥルナーリア × ペブルガーデン
馬主: 三木正浩
戦績: 3:2-0-0
主な勝ち鞍: G3・京都2歳ステークス (2025)
ジャスティンビスタは「本来の力を出せれば」という前提条件が付くが、その「もし」が叶うなら面白い存在となるかもしれない。2歳時はG3・京都2歳Sを勝利し、翌年のクラシックシーズンでの将来を嘱望された有望株だったが、骨折によってプランは頓挫。しかし、日本ダービーにはなんとか復帰が間に合った。
約5ヶ月ぶりの休み明けでトップクラスのライバルと対峙する今回は、この馬にとっては厳しい一戦だ。アスクエジンバラやゴーイントゥスカイに先着した実力は高いものがあるが、現実的には上位候補ではないだろう。
16. アルトラムス(4)
騎手: 横山武史
調教師: 野中賢二
血統: イスラボニータ × デジマノハナ
馬主: 社台レースホース
戦績: 4:2-1-0
主な勝ち鞍: G3・毎日杯 (2026)
マイルでは実力上位のアルトラムスだが、2400mの日本ダービーでは距離が最大の課題となる。皐月賞では最終コーナーで躓き、直線では早々と勝負を諦めた一方、それ以前からポジションは後退しつつあった。最終追い切りでは坂路で自己ベストの52.5秒をマークし、仕上がりそのものは悪くないように映る。あとはどれだけスタミナを消耗しない競馬をできるかだろう。
17. ショウナンガルフ(8)
騎手: 浜中俊
調教師: 須貝尚介
血統: ハービンジャー × ミカリーニョ
馬主: 国本哲秀
戦績: 4:2-0-0
主な勝ち鞍: G3・札幌2歳ステークス (2025)
G3・札幌2歳Sで強烈な追い込みを披露したショウナンガルフが戻ってくるか、それとも今回も大敗に終わるか。G1・ホープフルS、G3・きさらぎ賞と連続して大敗しているこの馬にとって、日本ダービーは上位進出の見込みは薄い一戦ではある。それでも、もし復活の糸口が見つかるようなレースをできるなら、秋の菊花賞に向けて面白い存在となるかもしれない
18. ケントン(3)
騎手: 丹内祐次
調教師: 田島俊明
血統: リアルスティール × エーティーロゼッタ
馬主: 藤沼利夫
戦績: 6:2-0-0
主な勝ち鞍: 山吹賞 (2026)
ベレシートが回避したことで空いた日本ダービーの18頭目の出走枠に、ケントンは抽選を通って滑り込んだ。芝転向初戦で2200mの条件戦を勝利し、ダービートライアルのG2・青葉賞では10着。3番枠を引いたこともあり、今回は逃げ争いの一角を演じる可能性がある。上位進出の可能性は薄いが、ペースを占う上では注目すべき一頭だ。
興味深いことに、先週のオークスを制したジュウリョクピエロもダートから芝へと転向したキャリアを歩んでおり、昨年11月にはダートのJpn3・JBC2歳優駿で2頭が戦っている。なお、ジュウリョクピエロは7着、ケントンは8着だった。