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先週末、デルマー競馬場で行われたG2・サンディエゴハンデキャップをジャーナリズムが制した。

さまざまな感情に揺れる波乱の12カ月を過ごしてきたウンベルト・リスポリ騎手にとって、新たな節目となる勝利であり、古くから言われる「過ぎたことは水に流す」を地で行く瞬間でもあった。

リスポリ、ジャーナリズムのマイケル・マッカーシー調教師、そして多数の共同馬主から成る馬主グループは、まさにそれを体現していた。昨秋のブリーダーズカップ直前、このイタリア人騎手がG1・プリークネスステークス覇者の鞍上から外されたことは記憶に新しい。ジャーナリズムがG1・パシフィッククラシックで2着に敗れた後、鞍上はホセ・オルティスに乗り替わった。

リスポリにとって、乗り替わりは受け入れるしかない苦い現実だった。ピムリコ競馬場で行われた米三冠第2戦で、騎手として最高の瞬間をもたらしてくれたうえ、幼い息子たちも格別な思いを寄せていた馬の鞍上を失ったのだ。

その特別な一頭との絆を絶たれた痛みに、さらに追い打ちをかける出来事が今年起きた。1月にガルフストリームパーク競馬場の開催で落馬し、脚の骨折と靱帯損傷を負い、6月下旬まで実戦を離れることになった。

しかし、率直な対話さえあれば、時間は折れた骨だけでなく人間関係も修復してくれる。ジャーナリズムの鞍上を失う以前、リスポリはマッカーシー師と良好な関係を築いていた。同騎手の実戦復帰後、両者はかつての良好な関係を取り戻している。

復帰後に挙げた7勝のうち、3勝はカリフォルニア州を拠点とするマッカーシー師の管理馬によるものだ。

マッカーシー調教師はIdol Horseの取材に、「ウンベルト(リスポリ騎手)と再び組むことができて良かったです。そして先日のレースでも、ジャーナリズムはあれだけの走りを見せてくれました」と語る。「控えめに言っても、ウンベルトはこの馬の力を十分に引き出せます。ですから、本当に良かったと思います」

一方、リスポリは昨年末から、ジャーナリズムの馬主グループでマネージングパートナーを務めるアロン・ウェルマン氏と話し合いを続けていた。ここ数週間で、その対話はジャーナリズムとの再タッグに向けた話へと進展した。

Idol Horseの取材に対し、リスポリはコンビ再結成の経緯を次のように語った。

「怪我から復帰した後、アロン(ウェルマン氏)とマイケル(マッカーシー調教師)と話をしました。2人は喜んで鞍上に戻すと言ってくれました」

「前へ進むため、手短に話し合いをしました。過去のことは忘れました。私たちは皆、この世界のプロですからね。私にとって、再びこの馬に乗れることは本当に大きなチャンスでした。そのうえ、この馬で勝てたのですから、そこに花を添える最高の結果でした」

「ただ、怪我で離脱する前から、アロンとはすでにわだかまりは解けていました。何度も話し合ってきましたから。ブリーダーズカップの1カ月ほど後だったと思いますが、そのころにはお互いの考えを説明し合い、良い関係に戻っていました」

ジャーナリズムの鞍上交代が決まった当時、リスポリは落胆していた。しかし、競馬の世界では状況が絶えず変わることも、十分に理解している。

ジャーナリズムは、リスポリの大胆ながら物議も醸した騎乗でプリークネスステークスを制し、ハスケルステークスにも勝利した。しかし、その後のパシフィッククラシックでは敗れた。

陣営は何らかの変化を求めていたのだろう。新たな刺激を与えるか、あるいはG1・サンタアニタダービーを含む4連勝を支えた勢いを取り戻そうとしたのかもしれない。

「この世界がどういうものかは、皆さんもご存じでしょう」とリスポリは言う。「時には違うことを試し、それがうまくいくかどうか確かめたいと考えるものです。その後、私がこの馬に戻る機会が生まれました」

「連絡をもらい、再びジャーナリズムに乗れることをうれしく思っています」

「別の騎手がその馬で勝っていれば、『なぜ乗り替わる必要が?』となるでしょう。ただ、私もこの馬で勝っていました。それでも、鞍上を外されることはあるんです」

「確かに、パシフィッククラシックで2着に入った後、私は鞍上を外されました。ですが、過去を振り返らず、前へ進むことを大切にしています。起きたことについて話し続けても意味はありません。今は前を向くことが大切です」

Journalism wins Haskell Invitational
UMBERTO RISPOLI, JOURNALISM / G1 Haskell Invitational // Monmouth Park /// 2025 //// Photo by Equi-Photo/Bill Denver courtesy of Monmouth Park

キーンランド競馬場で行われるブリーダーズカップが大目標になるとみられる中、焦点はジャーナリズムの次走に移る。昨年、デルマー競馬場で行われたG1・BCクラシックでは、フォーエバーヤングの4着。その結果を上回ることが目標となるが、ローテーションは流動的だ。

ボブ・バファート厩舎のナイソスは、すでにパシフィッククラシックに向けてデルマーへ移動している。順当に考えれば、ジャーナリズムも同レースへ向かい、G1・BCダートマイル覇者と対戦する可能性がある。

その一方で、同レースを回避し、サンタアニタパーク競馬場のG1・グッドウッドステークスなどへ向かうローテーションも考えられる。現段階でマッカーシー師は、こうした案を含むさまざまな可能性を残しており、まだ何も決めていない。

「考えられるレースには、ほぼすべて登録する予定です」と同師は説明する。「これから2週間ほど、馬の状態を見ていきます。レース後初めて時計を出す調教を行うまで、あと2週間ほどです。その内容を見てから、今後の方針を決めます」

ジャーナリズムにとって、サンディエゴハンデキャップは今年の初勝利だった。それと同時に、昨年7月のG1・ハスケルステークス以来の勝利でもあった。今季はG2・オークローンハンデキャップでホワイトアバリオとソヴリンティの後塵を拝し、G1・メトロポリタンハンデキャップではナイソスに敗れていた。

リスポリは前走の相手関係について、「今回デルマーで対戦した相手は、直近3戦で戦った馬たちよりも、明らかにレベルが低かったです」と言及する。「ですが、4歳になって重賞を勝てたということは、この馬にとって非常に重要でした」

マッカーシー師も、逞しい成長を遂げたカーリン産駒の現在の姿に満足していると話す。

「馬体は大きくなり、力強さも増しました。年齢を重ねたことで、いろいろなことを楽にこなせるようになっています。この馬は昔から、かなり……そうですね、自分自身に余計な負担をかけないタイプと表現するのが、一番適切だと思います」

「調教ではとても意欲的で、いつも真摯に取り組んでいます。走りも滑らかで、いつ見ても順調そのものです。その意味では、3歳から4歳になって大きく変わったようには見えません。もともと、そういう馬なんです」

マッカーシー師はジャーナリズムを「素晴らしい馬体の持ち主」と表現する。父のカーリンから「しっかりした骨格と馬体の厚み」を、母父のアンクルモーからは運動能力を受け継いでいるという。

リスポリは、ジャーナリズムの鞍上に戻れたことを喜んでいる。夏から秋へとシーズンが進む中で、騎手、調教師、馬主たちは、過去を水に流したことで取り戻したこの関係が、さらなる成功につながることを願っている。

デイヴィッド・モーガン、Idol Horseのチーフジャーナリスト。イギリス・ダラム州に生まれ、幼少期からスポーツ好きだったが、10歳の時に競馬に出会い夢中になった。香港ジョッキークラブで上級競馬記者、そして競馬編集者として9年間勤務した経験があり、香港と日本の競馬に関する豊富な知識を持っている。ドバイで働いた経験もある他、ロンドンのレースニュース社にも数年間在籍。これまで寄稿したメディアには、レーシングポスト、ANZブラッドストックニュース、インターナショナルサラブレッド、TDN(サラブレッド・デイリー・ニュース)、アジアン・レーシング・レポートなどが含まれる。

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