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ジョアン・モレイラ騎手は8月、フランスへと渡り、ドーヴィル競馬場のG1・ジャックルマロワ賞で日本からの遠征馬、シュトラウスに騎乗する。東京、オーストラリア、アブダビ、香港と渡り歩いてきたコンビが、再び大舞台に矛先を向ける。

シュトラウスは8月16日、直線1600mで行われる同レースに挑む。日本競馬界にとって、ドーヴィルは海外挑戦史において特別な意味を持つ舞台でもある。1998年、タイキシャトルがジャックルマロワ賞を制覇。その1週前には、シーキングザパールがモーリスドゲスト賞で日本調教馬として初めて海外G1を勝っていた。

現在、香港競馬でキャスパー・ファウンズ厩舎と主戦契約を結んでいるモレイラは、Idol Horseの取材に対し、世界の舞台でシュトラウスと再びコンビを組むことを楽しみにしていると語った。

「日本を代表して世界の舞台に挑む力になれることを、いつも光栄に、そして誇りに思っています」

「この馬は乗り難しい一面がありますね。かなり行きたがるところがあります。それでも、日本でも海外でもいいレースを見せてきましたし、能力のある馬であることは証明しています」

「今回もまた、いい走りを見せてくれることを願っています」

モレイラは、シュトラウスを誰よりもよく知る騎手の一人だ。2023年11月、東京の芝1800mで行われたG2・東京スポーツ杯2歳ステークスでは、モーリス産駒の同馬に騎乗して重賞初制覇へ導いた。当時のシュトラウスは、将来のG1級とも思わせる素質を示していた。

その後のシュトラウスは、レース選択の難しい馬となっている。ベストの距離はスプリントとマイルの中間にあるようにも見え、レースでの振る舞いもまた、陣営にとっては扱いやすいものではなかった。

モレイラはシュトラウスの直近3走すべてで手綱を取っている。11月にはランドウィックのラッセルボールディングステークス(1300m)で6着。その後、アブダビ遠征ではマイルへ距離を延ばし、2月7日に初開催された総賞金100万米ドル(約1億6000万円)のアブダビゴールドカップを制した。

この勝利は、シュトラウスに一線級のマイル戦でも通用する可能性を示すものだった。しかし4月のシャティンでは、G1・チャンピオンズマイルで12着に敗れ、アブダビで見せた走りを再現することはできなかった。

ジャックルマロワ賞は、また異なる試練になる。ドーヴィルの直線マイルで行われるこの一戦は、欧州の夏を代表するマイラーの主要レースとして長い歴史を持つ。日本との結びつきも深いレースだが、28年前のタイキシャトルの快挙以降、日本馬の参戦は断続的なものにとどまってきた。

2022年には、矢作芳人厩舎のバスラットレオンがジャックルマロワ賞で7着。当時、日本調教馬としては19年ぶりの同レース出走だった。また、昨年の開催ではゴートゥファーストが5着に入っている。フランスギャロは2026年の登録馬として、エンブロイダリー、シックスペンス、ゴートゥファースト、シュトラウスの日本調教馬4頭を発表している。

モレイラにとって今回の騎乗依頼は、すでに成果を挙げている香港競馬での短期復帰に続く、新たな国際舞台での騎乗機会となる。

ブラジル出身のモレイラは4月、ファウンズ調教師と契約を結んで香港に復帰し、同師のリーディング争いを支える重要な存在となっている。シーズンが最終盤に入る中、ファウンズ師は香港で5度目の調教師リーディングを狙っており、モレイラは161鞍で27勝を挙げ、特にここ数週は好調ぶりが際立っている。

香港競馬の今シーズンは7月15日、ハッピーバレーのシーズンフィナーレ開催で締めくくられる。その後、モレイラは一度ブラジルへ戻り、ドーヴィルへと向かう。日本競馬は自身の世界的な活躍に大きな役割を果たしてきた。その日本からの遠征馬、シュトラウスと再び世界の舞台へ踏み出す。

マイケル・コックス、Idol Horseの編集長。オーストラリアのニューカッスルやハンターバレー地域でハーネスレース(繋駕速歩競走)に携わる一家に生まれ、競馬記者として19年以上の活動経験を持っている。香港競馬の取材に定評があり、これまで寄稿したメディアにはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ジ・エイジ、ヘラルド・サン、AAP通信、アジアン・レーシング・レポート、イラワラ・マーキュリーなどが含まれる。

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