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ジョアン・モレイラ騎手はシュトラウスへの騎乗に感謝しながらも、G1・ジャックルマロワ賞で日本勢2頭がともに振るわない結果に終わったことを受け、同馬が本当にG1級で通用するだけの能力があるのかについて、慎重な見方を示した。

シュトラウスは地元フランスの期待馬、ライフの後方となる9着。もう一頭の日本からの遠征馬、シックスペンスは最下位に終わった。

モレイラはフランスギャロに対し、「レースの半分を過ぎたところでは、うまく折り合いをつけ、いいリズムで気分よく走らせることができました。残念ながら、残り400mあたりで外へ持ち出しても、ほとんど反応がありませんでした。そのまま同じペースで走り続けるだけで、最後まで勝負に加わるのは難しいと分かりました」と振り返った。

「今日は本来の力を出せなかったと思いますが、私の見立てでは非常にレベルの高いレースでもありました。ここで問われるのは、この馬にこうしたレースで通用するだけの能力が本当にあるのかということです。この馬がこうした舞台に挑む機会を得たことを、私はうれしく、誇りに思っています」

「今日が単に本来の姿を見せられなかっただけなら、次はもっと走れるかもしれません。ですから、この馬にはもう一度こうした舞台に挑む機会があっていいと思います。いずれにしても、今回は私たちが期待していたものを大きく下回る走りでした」

この日の勝ち馬の多くが伸びていたコース中央へシュトラウスを持ち出すことも考えていたモレイラだが、早い段階で前に壁のない形になるのを避け、その考えを断念した。

「当初はコース中央へ進路を取るつもりでした。それまでのレースを見て、中央を通った馬が何頭も勝っていたからです。ただ、中央へ出すには、レース半ばという早い段階でシックスペンスの後ろを離れ、前に壁のない形にしなければなりませんでした。そうなれば、シュトラウスは加速して先頭勢に並びかかろうとし、その分、早く余力を失う恐れがあると考えました」

「率直に言って、馬場状態や走った場所が、今回、本来の走りを見せられなかった原因だとは思いません」とモレイラはフランスギャロに話した。

「とはいえ、そうした要因が影響したのではないかと考えるのは、もっともです。いずれにしても、シュトラウスは非常に才能のある馬です。以前にも話したように、この馬に乗るためにはるばるここまで来るだけの価値がありました。これまで私に大きな喜びを与えてくれた馬です。関係者の皆さんが、このような素晴らしい馬を任せてくださったことを、とてもうれしく思い、感謝しています」

一方、武井亮調教師は馬場を敗因の一つに挙げた。

「シュトラウスは必ずしも馬の後ろに入れる必要がなく、徐々にレースへ加わっていけることは分かっていました」と武井師はフランスギャロに説明した。

「そこで、馬場が柔らかい一方で、より均一だったスタンド側を選びました。中央はかなり乾いていましたが、少し凸凹もありました。最終的にはスタンド側を選んだものの、おそらく中央を通った方がよかったのでしょう。追い出しても反応しませんでした。単純に馬場が原因だったのかもしれません」

田中博康調教師は、直前1週間の調教内容が芳しくなかったことも、シックスペンスが本来の走りを見せられなかった一因とみている。

田中師はフランスギャロに対し、「シックスペンスはいいスタートを切りましたが、そこから加速することができませんでした。万全の状態ではなかったのかもしれません。最終追い切り後に少し息が上がっていました。また、直線コースを走るのも今回が初めてでした」と話した。

フランシス=アンリ・グラファール調教師が管理し、ミカエル・バルザローナ騎手が騎乗したライフは、英国調教馬ゼウスオリンピオスの追撃をクビ差で退けた。さらに半馬身差の3着には、アイルランド調教馬プリサイスが入った。

この勝利により、アガ・カーン・スタッドは1973年以来となるジャックルマロワ賞制覇を果たした。ライフは仏2000ギニーとジャックルマロワ賞を同一年に制する珍しい快挙も達成。これは2001年のヴァオリミクス以来となる。また、グラファール師にとって、今開催2つ目のG1勝利となった。

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