“元短距離王”が安田記念へ?ラッキースワイネスが再来日を検討中
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今季で7歳を迎えた古豪のラッキースワイネスだが、元香港短距離三冠馬としての輝きは今シーズンもまだ衰えていない。今シーズンは香港競馬で6度出走し、すべて4着以内をキープ。さらにマイル路線への本格転向を経て、新境地を見出した。

1月のG1・スチュワーズカップではロマンチックウォリアーの2着に敗れたものの、王者相手に素晴らしいパフォーマンスを披露。直近ではG2・チェアマンズトロフィーを制し、現在はG1・チャンピオンズマイルで上位進出を狙う立場にある。

今シーズン序盤、ラッキースワイネスはクラス1・香港特区行政長官杯で復活の兆しを見せ、陣営は日本への遠征を決断。中山のG1・スプリンターズステークスに出走した。しかし、レースは展開に恵まれず、結果は11着に終わった。幸い、香港帰国後の回復は順調で、その後は安定感ある走りを続けている。

ラッキースワイネスの馬主、鄭明亮(チェン・ミンリョン)氏の一家は、実は安田記念と深い縁がある。

2008年の安田記念、このレースで2着に入ったアルマダの馬主、黃玉麟(ウォン・ユクルン)氏と鄭氏は親友同士であり、当時東京競馬場で共に現地観戦した経験は、鄭氏にとって一生忘れられない思い出となったという。

現在、ラッキースワイネスがマイル転向後に復活の活躍を見せていることから、馬主一家の間では、安田記念挑戦への機運が再び盛り上がりを見せている。

ラッキースワイネスは2023年にも安田記念に登録していたが、最終的に日本遠征は実現しなかった。あれから3年が経過したが、同馬は依然として一線級の能力を維持しているだけでなく、マイル戦でも結果を残している。陣営が再び安田記念を検討するのも自然な流れだ。

CHENG’S FAMILY (OWNERS OF LUCKY SWEYNESSE) AND DEREK LEUNG / Sha Tin Racecourse // 2026 /// Photo by Idol Horse

共同馬主の一人である鄭裕偉(チョン・ユワイ)氏はIdol Horseに対し、「当面の目標はチャンピオンズマイルのタイトル獲得に全力を注ぐことです」と前置きした上で、「安田記念にはまず予備登録を行い、チャンピオンズマイルを走り終えた後に、遠征するかどうかの最終決定を下します」と語った。

2024年の安田記念、香港馬のロマンチックウォリアーが勝利を挙げたことは記憶に新しい。もし3年以内に2頭の香港馬が安田記念を制することになれば、大きな話題となるに違いない。

スティーヴン・ホー、Idol Horseのジャーナリスト。以前は蘋果日報(アップルデイリー)で競馬解説者や番組司会者として働いており、現在はHKJCのオンライン番組やイベントMCとして活動している。

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Luke Middlebrook

ルーク・ミドルブルック、Idol Horseの香港競馬担当。香港競馬の面白さに魅了され、数年間ブログで香港競馬の分析記事を発信、2016年からはシンガポールに移住した。シンガポールではiRace Mediaの専属専門家として8年間活動し、香港競馬とシンガポール競馬の分析や記事執筆を監督していた。

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