日本のトップスプリンターであるサトノレーヴは、2週間後にニューマーケット競馬場で行われるG1・ジュライカップへ向けて調整を進めている。その後も仕上がりに不安がなければ、8月のヨーク競馬場・イボアフェスティバル開催への出走を視野に入れており、欧州での夏遠征はさらに続く可能性がある。
堀宣行厩舎の7歳馬・サトノレーヴは、昨年の英国滞在と同様、ニューマーケット・ビーチハーストステーブルのジェームズ・ホートン厩舎に滞在している。先日のロイヤルアスコット開催では、G1・クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスに出走して二年連続の2着と好成績を残している。
堀調教師は現在、日本に一時帰国している。ただしIdol Horseの取材によると、欧州のチャンピオンスプリンターを占う一戦でもあるジュライカップを前に、再び英国入りして最終調整を指揮する予定だ。
先日発表されたジュライカップの最新登録馬リストでは、サトノレーヴの名前が掲載されている。今年、高松宮記念連覇を果たした同馬にとって、日本国内の夏開催は選択肢が少ない。そのため、ニューマーケットのジュライコースで行われる6ハロン戦・ジュライカップの後も、引き続き欧州に滞在するプランが選択肢として浮上している。
サトノレーヴは現在、8月9日にフランスで行われるG1・モーリスドゲスト賞に加え、9月13日のアイルランドのG1・フライングファイブステークスにも予備登録を行っている。
さらに、8月19日から22日まで行われる英国有数の開催、ヨーク競馬場のイボアフェスティバル開催もまた、転戦先の候補に入っている。ヨークでは5ハロンのG1・ナンソープステークスと、7ハロンのG1・シティオブヨークステークスが選択肢となる。
ヨーク競馬場のCEO、ウィリアム・ダービー氏はIdol Horseの取材に「実現を期待しています」とサトノレーヴ出走への期待を語る。
「火曜日に登録馬が発表された、シティオブヨークSとナンソープSの両方に登録されています。もし来てくれるなら、ぜひその走りを見てみたいですね」
ダービー氏はサトノレーヴのキャリアを熱心に追ってきた一人だ。日本国内での勝利に加え、アスコットや香港での健闘も高く評価している。香港遠征では、世界最高のスプリンターであるカーインライジングとも対戦してきた。

「サトノレーヴは今年のアスコットでも素晴らしい競馬をしたと思います。昨年もそうでした。日本からの代表馬が、イボアフェスティバルに再び来てくれるようなら、私たちとしても非常に楽しみです」
今年、ヨーク競馬場を代表する一戦のG1・インターナショナルステークスには、日本馬の参戦が一頭もいない。そのためダービー氏は、競馬熱が高いヨークの観衆に、サトノレーヴの走りをぜひ見てもらいたいと考えている。
「サトノレーヴはかなりの大物ですし、これまで2回の欧州遠征で、世界のトップレベルを相手にも互角以上に戦えることを示してきました」
「カーインライジングを相手にも健闘している馬ですから、ヨークに来てもらえれば光栄です。まだ時間はありますが、ぜひヨーク競馬場で見てみたいですね」
なお、ヨークのG1・2競走への登録が発表される前、サトノレーヴはすでにジ・エベレストへの招待構想が見送られたと報道されている。こちらはニューゲートファームのヘンリー・フィールド氏が明かしたものだ。
同氏は、10月にシドニーで行われる世界最高賞金のスプリント戦、G1・ジ・エベレストの出走枠について言及。サトノレーヴがニューゲート保有の出走枠を使って参戦するというオファーを出したが、同馬陣営がそれを辞退したと明らかにしている。