皐月賞と日本ダービーを制した3歳馬、ロブチェンが月曜日、阪神競馬場のG2・神戸新聞杯をハナ差で勝利した。鞍上の松山弘平騎手は、来月のG1・菊花賞で三冠制覇を狙う同馬について、「もう一段階良くなる」と語った。
杉山晴紀調教師の管理馬、ロブチェンは春の二冠制覇に続いて、JRAのクラシック最終戦では三冠目を狙う。菊花賞を勝利すれば、コントレイルが8頭目となって以来6年ぶり、史上9頭目のJRA三冠馬として歴史に名を刻む。
日本ダービー馬が阪神の前哨戦で挙げた勝利は、際どいものだった。菊花賞の前哨戦となる芝2400mの一戦で、2着アルトラムスとの着差はわずかハナ差。しかし松山は、5月末のダービー以来となる今回の実戦が、ロブチェンに必要なひと叩きになったと考えている。
「返し馬の時から、やっぱり緩さが気になりました」と鞍上は話す。この日、松山騎手は直前のレースで年間100勝を達成していた。
「ゲートの反応だったりそういうところを見ても、もう一段階良くなってくれる余地があります。着差はわずかでしたが、なんとか勝ち切ってくれて良かったなと思います」
ロブチェンは単勝1.4倍の1番人気に応えた。着差こそ僅かではあったが、ファンが待ち望む三冠達成につながりそうな資質を見せた。
「手応えは十分ありましたし、最後は前の馬たちを交わせると思っていました。長くいい脚を使ってくれましたし、強い競馬をしてくれたと思います」と松山は振り返った。
「ゲートの中で少し立ち上がりそうになる場面がありました。そこも含めてしっかり練習し、本番に向けて万全に準備したいです」
「今日はG1ではなかったのに、本当に多くの方が来てくださって、本当に僕もびっくりしました。そういった中でこうしてロブチェンの強い姿、勝利する姿を見せることができて、本当に嬉しく思っています」
松山は土曜日の早い段階で年間99勝に到達したが、その後は18鞍に騎乗して2着が4回と、100勝目に届かなかった。ロブチェンのレースの一つ前にジョイボーイで節目の勝利を挙げ、これで7年連続の年間100勝以上となった。
「土曜日から沢山乗せていただきましたが、99勝になってから、なかなか結果を出せなくて、1勝することがどれほど難しいか、改めて痛感しました。それでも今日なんとか100勝を達成できて、本当に良かったです」