最新ニュース

16/06/2025
ロイヤルアスコット開幕!記者が選ぶ “初日の注目馬” をピックアップ
いよいよ開幕のロイヤルアスコット。Idol Horseの3人の記者が、本日出てくる注目馬をピックアップ。初日の見どころを紹介する。
Idol Horse

16/06/2025
バウヒー調教師、信頼する「短距離女王」ビリービングでロイヤルアスコットのG1制覇へ
2022年の初勝利以来、ロイヤルアスコットで3勝を挙げてきたバウヒー厩舎が、ついに同開催初のG1タイトルを狙う。期待を寄せる短距離女王について、Idol Horse Podcastで話を聞いた。
アンドリュー・ホーキンス

14/06/2025
「勝負の鍵は…」ロイヤルアスコットの各コース、名騎手たちが解説してみた
世界中の名手たちが集うロイヤルアスコット。タフな直線、クセのある地形、迫る歓声のなかで、彼らはいかにして勝利をつかむのか。勝利経験を持つトップジョッキーたちが攻略法に明かしてくれた。
ジャック・ダウリング

13/06/2025
注目馬は?見どころは?ロイヤルアスコット2025の展望を徹底討論
伝統と栄光の王室開催、ロイヤルアスコット。今年、2025年はどんな物語が生まれるのだろうか?Idol Horseの記者たちが、この開催の注目要素を語り合った。
レーシングラウンドテーブル

11/06/2025
バーク厩舎のG1馬と新星がロイヤルアスコットへ、フォールンエンジェルは復権を期す
昨年2勝のカール・バーク厩舎が、今年も充実の布陣で王室開催に挑む。デュークオブケンブリッジSにはG1・2勝馬のフォールンエンジェルが登場、クイーンメアリーSなど2歳重賞にも逸材を揃える。
デイヴィッド・モーガン
ロイヤルアスコット2025・初日、Idol Horseのライブ速報へようこそ。
開幕日を前に、ジャック・ダウリング、アンドリュー・ホーキンス、デイヴィッド・モーガンが注目のストーリーラインを徹底解説。
このページでは全レースの結果とレース後の分析を随時更新。Idol Horseチームとともに、格式と熱気に包まれたロイヤルアスコット初日を振り返る。
2025年 G1・クイーンアンステークス
G1・クイーンアンステークスは、ロイヤルアスコットの伝統的な初日のオープニングレースです。古馬によるストレートマイル(直線1600m)のG1レースであり、開催週のハイライトの一つでもあります。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 5. ドックランズ | マーク・ザーラ |
2着 | 10. ロザリオン | ショーン・レヴィー |
3着 | 1. カイロ | シルヴェストル・デソウサ |
4着 | 8. ノータブルスピーチ | ウィリアム・ビュイック |
分析
前半のペースが遅く、残り2ハロンからのスプリント戦となり、スリリングなハナ差の争いを経て、昨年の2着馬ドックランズとオーストラリアのマーク・ザーラ騎手が勝利を収めた。渋々ペースを作ったクッドワーが2ハロン標識手前で馬群に飲み込まれると、カールスパクラーが先頭に立とうと懸命に伸びる中、馬群の最外からはドックランズ、内からはロザリオンが猛然と加速し、激しい叩き合いとなった。後方では、ゴドルフィンのノータブルスピーチがなかなか進路を見つけられずに苦戦した。ザーラ騎手は残り200mで鞭を落としたが、それでもドックランズは加速を維持。ゴール直前ではロザリオンの頭が先に下がっていたが、写真判定の末、鼻差でドックランズが勝利を掴んだ。このオーストラリアのジョッキーは、この一戦のためにメルボルンから駆けつけ、5歳馬ドックランズのオーストラリア人馬主OTIレーシングに勝利をもたらした。
コメント
マーク・ザーラ騎手(ドックランズ):「みんなが鞭のルールについて私を怖がらせてくるので、残り200mで捨てるのが一番簡単だと思いました。とても遅いペースで、できるだけ我慢して、良いタイミングでスペースを得て一気に抜け出すと、彼は最後までしっかりと脚を使ってくれました。とてもタフな走りでした。最高の気分です」
データ
ドックランズは、ロイヤルアスコットのストレートマイルでブリタニアハンデキャップとクイーンアンステークスの双方を制した史上初の馬となった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | ドックランズ |
2024 | チャリン |
2023 | トリプルタイム |
2022 | バーイード |
2021 | パレスピア |
2020 | サーカスマキシマス |
2019 | ロードグリッターズ |
2018 | アクシデンタルエージェント |
2017 | リブチェスター |
2016 | テピン |
2015 | ソロウ |
2025年 G2・コヴェントリーステークス
ロイヤルアスコットには6つの2歳戦があるが、G2・コヴェントリーステークスはその中でも最も権威あるレースとされている。毎年、英国における2歳馬初の重賞レースでもある。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 9. グスタード | ライアン・ムーア |
2着 | 7. ドゥオアドゥノット | トム・マーカンド |
3着 | 6. コップル | デヴィッド・プロバート |
4着 | 2. アンダブ | ディラン・ブラウン・マクモナグル |
分析
コヴェントリーステークスは、しばしば道中の運と、ゴールでのわずかな差が勝敗を分けるレースだが、今年のグスタードの圧倒的な勝利には疑いの余地がなかった。グスタードは3馬身差をつけて他馬を圧倒し、2013年にウォーコマンドが6馬身差で圧勝して以来の最大着差となった。馬群は2つのグループに分かれ、グスタードはスタンド側の集団にいたが、ライアン・ムーア騎手の手綱でコース中央に最も近い位置取りだった。前を引っ張る馬がいなかったため、ライバルたちを圧倒する巨体を持つスタースパングルドバナー産駒のグスタードは自らスピードを上げていく必要があった。バランスを取り、スピードに乗ると、あっという間にレースを決めてしまった。ドゥオアドゥノットは、後方グループで最も良い走りを見せ、大穴ながら2着に飛び込んだ。
コメント
エイダン・オブライエン調教師(グスタード):「大変満足しています。以前から素質のある馬だと思っていましたが、本当に良い馬に成長しています。スピードは遅くはありませんし、今日の走りを見る限り、7ハロンもこなせるでしょう。グスタード自身も良い馬ですが、アルベルトアインシュタイン(クールモアの当初の最有力候補)は常に格別の存在です。彼はこれまで我々が手がけた中でも類を見ないタイプの馬です。初めて調教した日から、我々が見た中で最も異質な馬です。彼は非常に速く、体も非常に大きかったので少しセーブしなければなりませんでしたが、非常に楽しみな馬です」
データ
エイダン・オブライエン師は、グスタードでコヴェントリーステークス11勝目を飾った。彼のアスコット開催での初勝利も、1997年のコヴェントリーステークスをハーバーマスターで制したものだった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | グシュタード |
2024 | ラシャバー |
2023 | リバータイバー |
2022 | ブラッドセル |
2021 | バークシャーシャドウ |
2020 | ナンドパラード |
2019 | アリゾナ |
2018 | カリクス |
2017 | ラジャシング |
2016 | カラヴァッジオ |
2015 | ブラティノ |
2025年 G1・キングチャールズ3世ステークス
5ハロン(約1000m)のG1キングチャールズIII世ステークス(旧キングズスタンドステークス)は、間違いなく今週最も国際色豊かなレースである。過去20年間で、英国だけでなくフランス、オーストラリア、スペイン、香港、アイルランド、米国といった国々の馬がこのレースを制しており、ハンガリーやチェコ共和国のような国からも出走馬が参加している。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 1. アメリカンアフェア | ポール・マルレナン |
2着 | 15. フロストアットドーン | ミカエル・バルザローナ |
3着 | 7. リージョナル | カラム・ロドリゲス |
4着 | 9. スターラスト | ロッサ・ライアン |
分析
ベテランのスコットランド人調教師ジム・ゴルディは、今年の春にマッセルバラ競馬場とヨーク競馬場の条件戦(クラス2ハンデ戦)で勝利を挙げていたアメリカンアフェアによって、ロイヤルアスコットでの初勝利と初のG1タイトルを獲得した。リージョナルが最高のスタートを切って好位をキープし、中間点ではフロストアットドーンが滑らかに進出し並びかけた。しかし、ポール・マルレナン騎手はアメリカンアフェアで後ろから追走しており、フロストアットドーンが仕掛けたところで、ゴルディ師が管理するこのセン馬は加速して追撃。両馬は最後の1ハロンでは激しい追い比べとなり、ゴールではクビ差で決着した。昨年の優勝馬アスフォーラは、残り1ハロンでは勝機があったが、伸びを欠き失速。リージョナルが3着争いを演じる一方で、本命に推された受胎中のビリービングは、見せ場なく後退した。
コメント
ジム・ゴルディ調教師(アメリカンアフェア):「この血統の馬を3世代にわたって調教してきましたので、本当に嬉しいですね。この馬の祖父は、私が1994年に開業して間もなく現れたんです。アメリカンアフェアはどんどん速くなってきて、5ハロンに距離を戻したらさらに良くなってきました」
ポール・マルレナン騎手(アメリカンアフェア):「すべてがスムーズに進みました。良い位置で引っ張ってもらって、うまく乗ることができました。今日はいくつか馬具を工夫して、フードを着けるなどの変更を加えました。前回ヘイドック競馬場では何もかもうまくいきませんでしたが、ジムは常にこの馬を信じていて、今日、その信頼が結果となったと思います」
データ
アメリカンアフェアは、2008年にリンダ・ペラット調教師が管理したビッグタイマーがウォーキンガムハンデキャップを制して以来、スコットランド調教馬として初のロイヤルアスコット優勝を果たした。その前は、ハドリアヌスの長城の北側で調教された最後のロイヤルアスコット優勝馬は、1841年のゴールドカップを制したラナーコストまで遡る。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | アメリカンアフェア |
2024 | アスフォーラ |
2023 | ブラッドセル |
2022 | ネイチャーストリップ |
2021 | オクステッド |
2020 | バターシュ |
2019 | ブルーポイント |
2018 | ブルーポイント |
2017 | レディオレリア |
2016 | プロフィタブル |
2015 | ゴールドリーム |
2025年 G1・セントジェームズパレスステークス
G1・セントジェームズパレスステークスは、英国・アイルランド・フランスのクラシックを戦った3歳馬たちが、来月のサセックスステークスで古馬と対決するための重要なステップレースである。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 1. フィールドオブゴールド | コリン・キーン |
2着 | 3. アンリマティス | ライアン・ムーア |
3着 | 6. ルーリングコート | ウィリアム・ビュイック |
4着 | 5. ラシャバー | ショーン・レヴィー |
分析
ニューヨークのレース実況者フランク・ミラーマディ氏は、アメリカのトップ牡馬のソヴリンティがベルモントステークスを制した時、「世界最高の3歳馬が誰であるか、全く疑いの余地はない」と絶賛した。しかし、わずか10日後、フィールドオブゴールドは、セントジェームズパレスステークスで他のギニー優勝馬たちを相手に圧倒的な勝利を収め、彼が王座を手にしたこと、いや、そもそもその座を譲っていなかったことを、明白に証明してみせた。
オフィサーとウィンドロードが作り出したハイペースが、3頭の各国ギニー優勝馬たちに最高のパフォーマンスを発揮する機会を与えた。ルーリングコートが直線入り口手前でプレッシャーを受ける中、フィールドオブゴールドはコリン・キーン騎手の手綱でスムーズに進出し、数完歩でライバルたちを置き去りにした。アンリマティスは直線序盤で並びかけたが、同じように加速することができなかった。最後に差を詰めたものの、勝敗は明らかだった。
コメント
コリン・キーン騎手(フィールドオブゴールド):「本当に良い馬は、何もかもを簡単に見せてしまいます。強いて言えば、ペースメーカーが十分な距離まで引っ張れず、早めに先頭に立ってしまいましたが、この馬はタフで誠実な、本当に良い馬です。現時点では、私が騎乗した中で最高の馬です。ロイヤルアスコットでこんなにも早くG1勝利を挙げられたのは、本当に素晴らしいことです」
データ
ジャドモントファームのこのレースの過去の優勝馬2頭、フランケルとキングマンは、共に一流の種牡馬へと成長した。キングマン産駒であるフィールドオブゴールドも、種牡馬として大きな期待を寄せられることは間違いない。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | フィールドオブゴールド |
2024 | ロザリオン |
2023 | パディントン |
2022 | コロエバス |
2021 | ポエティックフレア |
2020 | パレスピア |
2019 | サーカスマキシマス |
2018 | ウィズアウトパロール |
2017 | バーニーロイ |
2016 | ガリレオゴールド |
2015 | グレンイーグルス |
2025年 アスコットステークス
アスコットステークスは、5日間の開催期間中に馬がゴール板を2度通過する4つのレースのうち、最初に実施されるレースである。しばしば障害競走馬と平地競走馬、そして”デュアルパーパス”型の調教師(平地と障害の両方を手掛ける調教師)も参戦し、ジャンルを超えた対決が繰り広げられる。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 9. アセンディング | ビリー・リー |
2着 | 13. ニュルブルクリンク | コリン・キーン |
3着 | 16. コンフォートゾーン | トム・マーカンド |
4着 | 17. レンスター | ディラン・ブラウン・マクモナグル |
分析
アイルランドのステイヤー、アセンディングが、ヘンリー・ド・ブロムヘッド調教師にとっての混沌としたアスコットステークスを、ニュルブルクリンクとの激しい競り合いの末、ハンデキャップ戦3連勝で制した。
ビリー・リー騎手は1周目のスタンド前を中団の外目で通過し、コリン・キーン騎乗のニュルブルクリンクを追走する3列目に冷静に位置取りした。その後、リー騎手は4ハロン標識に近づくとキーン騎手の後方から抜け出し、直線に入ると両馬が最も良い手応えで進んでいた。アセンディングはニュルブルクリンクを抜き去り2馬身差をつけたが、おそらく2マイル4ハロン(約4000m)はアセンディングにとってスタミナの限界に近い距離だったかもしれない。ニュルブルクリンクの厩舎仲間であるコンフォートゾーンが追い込んで3着に入った。
コメント
ビリー・リー騎手(アセンディング):「少し出遅れてしまい、思っていたより後ろになりましたが、道中は良い運びができました。この距離はこなせると思っていましたし、ゴール前2ハロンで突き放す脚がありました。距離は持つと確信していましたが、少し仕掛けが早かったかもしれません。ゴール前で詰め寄られましたが、粘り強く勝ち切ってくれました。ヘンリー(・ド・ブロムヘッド調教師)は馬を今日に向けて完璧に仕上げてくれました。ここにいられること自体が素晴らしいですし、勝てたことは格別です」
データ
ヘンリー・ド・ブロムヘッド師は、チェルトナムフェスティバルの主要レース4勝すべてと、グランドナショナルをはじめとする数々の障害競走の栄冠を手にしているが、ロイヤルアスコットでの勝利はこれが初めてとなる。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | アセンディング |
2024 | プレッジオブアリジアンス |
2023 | アホースウィズノーネーム |
2022 | コルトレーン |
2021 | レショーン |
2020 | クールドリオン |
2019 | ザグランドヴィジア |
2018 | ラゴストヴェガス |
2017 | トーマスホブソン |
2016 | ジェニーズジュエル |
2015 | クローンダウォリアー |
2025年 ウルファートンステークス
2018年までハンデキャップとして行われていたリステッド競走・ウルファートンステークスは、昨年8月31日以降にG1またはG2を勝っていない馬にのみ出走資格がある。このレースは、特にオーストラリアにおいて、将来のG1ホースを数多く輩出している。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 9. ハーテム | ジェームズ・ドイル |
2着 | 1. ガレン | ディラン・ブラウン・マクモナグル |
3着 | 11. キングズギャンビット | ジェームズ・マクドナルド |
4着 | 8. エンフィヤール | ジム・クローリー |
分析
ハーテムは昨年ロイヤルアスコット最終日に勝利を収め、今年はウルファートンステークスで距離を延長して初日に勝利を飾った。今シーズンは2度のマイル戦で振るわなかったが、距離を伸ばして本領を発揮した。ジェームズ・ドイル騎手の手綱で中団に控え、脚をためながらの追走。残り2ハロン標識で進路が開くと一気に加速。単騎で先頭に立ったガレンはやや気を抜いたような素振りを見せ、ハーテムに詰め寄る機会を与えた。両馬は半ハロンほど競り合ったが、最終的には実力差を見せつけた。
コメント
ジェームズ・ドイル騎手(ハーテム):「何よりもまず、リチャード・ハノン調教師と彼のチームに敬意を表したいと思います。この馬は昨年ひどい怪我を負いましたが、復帰させるために素晴らしい仕事をしてくれました。今シーズン、最初の2戦ではまだ本調子ではないと思っていましたが、大型馬なので完全に調子を取り戻すには時間が必要だったのだと思います。
前走のフランス遠征後、クイーンアンステークスで強豪に挑むか、それともこちらのレースで主導権を握るか悩みました。このレースでは実力を示してくれました。ロイヤルアスコット開催は常に大きなプレッシャーがあり、ここでの勝利を真剣に狙っているワスナンレーシングのために騎乗するとなると、それをひしひしと感じます。
このような開催では決して皮算用はできません。初日に勝てたことは本当に素晴らしく、最高のスタートになりました」
データ
ハーテムは、2019年優勝馬スペーストラベラー以来、初のジャージーステークス優勝馬で1マイル2ハロン(約2000m)に距離を延長した馬である。また、この距離で勝利を挙げたのは約50年ぶりの快挙となった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | ハーテム |
2024 | イスラー |
2023 | ロイヤルチャンピオン |
2022 | ドバイフューチャー |
2021 | フアンエルカーノ |
2020 | マウンテンエンジェル |
2019 | アデイブ |
2018 | モナークスグレン |
2017 | スノアノ |
2016 | サーアイザックニュートン |
2015 | マースーブ |
2025年 コッパーホースステークス
2020年のパンデミック下におけるロイヤルアスコットで新設されたハンデキャップ競走の一つであるコッパーホースステークスは、スタミナが問われる1マイル6ハロン(約2800m)のハンデキャップ競走である。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 7. フレンチマスター | ジェームズ・ドイル |
2着 | 12. カバーロデマール | カラム・シェパード |
3着 | 3. サムイ | コリン・キーン |
4着 | 8. バーンソ | オイシン・マーフィー |
分析
フレンチマスターは、緩やかなペースの中、中団後方から一気に捲り上げる圧巻の勝利を収め、将来の長距離戦線を担う資質を存分に見せつけた。ワスナンレーシングとジェームズ・ドイル騎手にこの開催での連勝をもたらした。これまで5戦3勝で本命に推されたジョン&タディー・ゴスデン厩舎のこの4歳馬は、ゴールを力強く駆け抜け、ハンデ戦ではもはや力が違うことを印象づける走りだった。カバーロデマールは、またしても健闘を見せ2着に食い込んだが、勝ったフレンチマスターには歯が立たなかった。
コメント
ジェームズ・ドイル騎手(フレンチマスター):「本当に素晴らしい内容でした。ポジションはかなり後ろになってしまいましたし、全くペースが上がりませんでした。ゲートの出も悪く、ブリンカー初装着の馬では時々ありますが、かなりボーっとしていました。しかし、コーナーを回ってからの伸びは凄まじかったですね。
彼は個性的な馬で、厩舎のチームは素晴らしい仕事をしていますよ。毎朝厩舎でつきっきりでなければならないですからね。ラブ・ハブリン騎手はご存知の通り、こうした若馬を教え込む達人で、彼の導きがあってこその今日の勝利です」
データ
ジョン&タディー・ゴスデン厩舎は、コッパーホースハンデキャップを2度制している。そしてその両方とも、騎手名は『ドイル』だった。2021年にアムティヤズが勝利した際には、ホリー・ドイル騎手が騎乗していた。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | フレンチマスター |
2024 | ベロッキオ |
2023 | ヴォバン |
2022 | ゲットシャーティ |
2021 | アムティヤズ |
2020 | フジャイラプリンス |
Idol Horseチームは水曜日(2日目)も引き続きお伝えします。 ∎