最新ニュース

18/06/2025
ロイヤルアスコット2025:記者が選ぶ『3日目の注目馬』
3日目となるロイヤルアスコット。Idol Horseの3人の記者が、本日出てくる注目馬をピックアップ。3日目の見どころを紹介する。
Idol Horse

17/06/2025
ロイヤルアスコット2025:初日総括 ドックランズが伝統のG1を制覇
ロイヤルアスコット初日の全レース情報をIdol Horseがお届け。結果、分析、コメントまで、現地の熱気をそのままに随時更新中。
Idol Horse

16/06/2025
ロイヤルアスコット開幕!記者が選ぶ “初日の注目馬” をピックアップ
いよいよ開幕のロイヤルアスコット。Idol Horseの3人の記者が、本日出てくる注目馬をピックアップ。初日の見どころを紹介する。
Idol Horse

16/06/2025
バウヒー調教師、信頼する「短距離女王」ビリービングでロイヤルアスコットのG1制覇へ
2022年の初勝利以来、ロイヤルアスコットで3勝を挙げてきたバウヒー厩舎が、ついに同開催初のG1タイトルを狙う。期待を寄せる短距離女王について、Idol Horse Podcastで話を聞いた。
アンドリュー・ホーキンス

14/06/2025
「勝負の鍵は…」ロイヤルアスコットの各コース、名騎手たちが解説してみた
世界中の名手たちが集うロイヤルアスコット。タフな直線、クセのある地形、迫る歓声のなかで、彼らはいかにして勝利をつかむのか。勝利経験を持つトップジョッキーたちが攻略法に明かしてくれた。
ジャック・ダウリング
ロイヤルアスコット2025・2日目、実況&全レースまとめ。
本日はロイヤルアスコット2日目。注目のストーリーラインを、ジャック・ダウリング、アンドリュー・ホーキンス、デイヴィッド・モーガンがお届けします。
このページでは、全レースの結果とレース後の分析を随時更新中。どうぞお見逃しなく。
2025年 G2・クイーンメアリーステークス
G2・クイーンメアリーステークスは、金曜日のG3・アルバニーステークスと並ぶ、2歳牝馬のための主要レースの一つである。5ハロン(約1000m)のスプリント戦で、最速かつ最も早熟な牝馬たちが集結し、中には3歳でクラシックを賑わすであろう素質馬も顔を揃える。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 23. トゥルーラヴ | ライアン・ムーア |
2着 | 7. フラワーヘッド | コリン・キーン |
3着 | 11. レニル | ルイス・サエス |
4着 | 3. カーディフバイザシー | オイシン・マーフィー |
分析
レース前から、トゥルーラヴは他の2歳牝馬たちとは一線を画す風格を漂わせていた。クールモア所有のこの牝馬は、直前まで本命視されていたゼレイナを人気で逆転。ゼレイナは本命視されていたものの、直前にアメリカからの遠征馬レニルへの支持が集まったことで、最終的には人気を下げていた。ゲートが開くと、ゼレイナは電光石火のスタートからコース中央でハナを奪い、レニルがその直後を追走。
一方、トゥルーラヴはスタンド側からスムーズにゲートを出て、先行勢が止まるようなら十分に差し届く位置取りだった。残り1ハロンでゼレイナが失速すると、トゥルーラヴが力強く先頭に立ち、1000ギニー候補にふさわしい堂々たる走りで他馬を突き放した。エイダン・オブライエン調教師にとって、これがこのレースでの初勝利だった。レニルは3着を死守し、フラワーヘッドが猛追して2着に入った。
コメント
ライアン・ムーア騎手(トゥルーラヴ):「背が高く大柄な牝馬で、6ハロン(約1200m)に距離が伸びればもっと適性が増すでしょう。スタートでは他の馬たちとは少し違う雰囲気がありました。彼女はノーネイネヴァー産駒で、その産駒は総じて体格が良く、パワフルな一流の2歳馬になります。彼女もそうした特徴を備えていて、距離が延びればさらに良さが出ると思っていました」
マイケル・テイバー氏(共同馬主、トゥルーラヴ):「このレースの他の牝馬の中でも、彼女は際立っていたと思います。かなり自信を持っていましたし、それが結果にも表れました。エイダンはいつも『非常にスピードのある馬だ』と言っていましたが、実際はもう少し距離があった方がさらに良いタイプです。そして素晴らしいことに、彼女の母は現在、シティオブトロイの仔を受胎しています」
エイダン・オブライエン調教師(トゥルーラヴ):「彼女は2戦とも本当に良いレースをしてくれました。初戦はレディイマンという素晴らしい牝馬の2着、2戦目は同厩舎の牡馬グスタードに敗れました。ライアンは見事な騎乗をしてくれましたし、彼女はまるで4歳馬のような落ち着きと風格があります。体格も立派で、成熟した力強い牝馬ですから、将来がとても楽しみです」
データ
エイダン・オブライエン師は、開催初日終了時点でロイヤルアスコットの2歳戦で27勝を挙げていた。他の2歳戦では少なくとも3回以上勝利を収めていたが、トゥルーラヴの勝利が、オブライエン師にとってクイーンメアリーステークス初勝利となった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | トゥルーラヴ |
2024 | レオヴァンニ |
2023 | クリムゾンアドヴォケート |
2022 | ドラマタイズド |
2021 | クイックスージー |
2020 | カンパネッレ |
2019 | ラッフルプライズ |
2018 | シニョーラカベロ |
2017 | ハートエイク |
2016 | レディオレリア |
2015 | アカプルコ |
2025年 G2・クイーンズヴァーズ
G2・クイーンズヴァーズは、G1・セントレジャーや古馬になってからのカップ路線を目指す3歳馬にとって、シーズン後半へ向けた重要な登竜門となる一戦である。かつては2マイル(約3200m)で施行されていたが、2017年に1マイル6ハロン(約2800m)へと距離が短縮された。この変更は、名ステイヤー・ストラディバリウスがこのレースを制した時期と重なる。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 3. カーマーズ | ビリー・リー |
2着 | 5. ファーザー | オイシン・マーフィー |
3着 | 8. ライエブ | シルベストル・デソウサ |
4着 | 10. シャックルトン | ライアン・ムーア |
分析
パディ・トゥーミー調教師にとって、ロイヤルアスコットでの5頭目の出走馬が、終盤の人気上昇に応えて見事な勝利を飾った。騎手ビリー・リーは、アイルランドから遠征したカーマーズをホームストレートで3番手まで進出させ、スタミナ勝負に持ち込んだ。オーナーのフィオナ・カーマイケル氏の亡き夫にちなんで名付けられたカーマーズは、1馬身差で抜け出し、粘り強い走りで追いすがる後続を封じ込めた。ゴールが近づくと、ブリンカーを着けた馬の耳はぴくぴくと動いていたが、常に粘り強くリードを守った。ファーザーが2着争いを制し、ライエブは後方から脚を伸ばして3着に食い込んだ。
コメント
ビリー・リー騎手(カーマーズ):「レースは最初から最後まで、まさに計画通りに進みました。ゲートも上手く出て、ハリー(デイヴィス騎手、スピニングウィール騎乗)が上がってきた時には、私は理想的なポジションで控えることができました。
残り5ハロンから動き出したのは、この馬が加速に時間がかかるタイプで、スタミナも豊富だと分かっていたからです。脚が止まって負けるのは避けたかったので、持ち味を生かしてスタミナ勝負に持ち込みたかったんです。
ゴール前で耳を立てていたのを見ましたか? あれは、まだ余力があった証拠ですよ。」
パディ・トゥーミー調教師(カーマーズ):「スタミナがあることは分かっていましたし、ビリーが手綱を取っている時も、とても余裕があるように見えました。外から他馬が迫ってきても、無理に先頭に立たなかったのは良かったですね。下り坂でしっかり息を入れることができました。動き出すタイミングでは『これはいける』と思いました。
私たちが求めていた走りをすべて見せてくれましたし、もちろんセントレジャー(ドンカスター)への登録も予定しています。これからが本当に楽しみです」
データ
カーマーズは、1996年にダーモット・ウェルド調教師が管理したゴルド以来、エイダン・オブライエン師以外の調教師が管理したアイルランド調教馬として初のクイーンズヴァーズ優勝となった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | カーマーズ |
2024 | イリノイ |
2023 | グレゴリー |
2022 | エルダーエルダロフ |
2021 | ケマリ |
2020 | サンティアゴ |
2019 | ダッシングウィロビー |
2018 | キューガーデンズ |
2017 | ストラディバリウス |
2016 | ソードファイター |
2015 | アロフト |
2025年 G2・デュークオブケンブリッジステークス
ストレートマイル(約1600m)で行われるG2・デュークオブケンブリッジステークスは、古馬牝馬が主役となる一戦だ。牝馬が3歳シーズンを超えても現役を続けることを促す目的で、ヨーロッパ全体での制度改革の一環として2004年に創設された。当初はウィンザーフォレストステークスの名で親しまれていたが、2011年の結婚によりウィリアム王子がケンブリッジ公の称号を得たことにちなみ、2013年に現在の名称へと改称された。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 2. クリムゾンアドヴォケート | ジェームズ・マクドナルド |
2着 | 1. シンデレラズドリーム | ウィリアム・ビュイック |
3着 | 4. フォールンエンジェル | ジェームズ・ドイル |
4着 | 6. ランニングライオン | オイシン・マーフィー |
分析
クリムゾンアドヴォケートは、シドニーの名手ジェームズ・マクドナルド騎手を背に、最後方から一気に先頭へと躍り出る豪快な走りで、ロイヤルアスコットでの2勝目を飾った。この牝馬は、2023年にアメリカのジョージ・ウィーバー調教師のもとクイーンメアリーステークスを制し、昨年もスプリント戦に2度出走していたが、現在はジョン&タディー・ゴスデン厩舎に転厩し、ワスナンレーシングのセカンドカラーを身にまとって、一流のマイラーへと進化した姿を見せつけた。昨年の勝ち馬ランニングライオンは逃げ切りを図ったが、残り1ハロンで失速。クリムゾンアドヴォケートが抜け出し、2着に入ったシンデレラズドリーム、そしてワスナンレーシングのファーストカラーでジェームズ・ドイルが騎乗したフォールンエンジェルがこれに続いた。
コメント
ジェームズ・マクドナルド騎手(クリムゾンアドヴォケート):「本当に素晴らしい走りでした。こちらのすべての指示に応えてくれて、最後の最後で最高の伸びを見せてくれました。本当に、本当に強かったです。ワスナンレーシングのために勝つことができて光栄です。
ジェームズ(ドイル騎手)はいつも素晴らしい馬に乗っていますし、選ぶのも大変だったと思います。私はたまたま、良いタイミングでここにいられただけです。ゴールを過ぎたとき、ドイルが『ここから先は僕に任せてくれ』って言ったので、あとは彼に託します」
リチャード・ブラウン氏(馬主のレーシングマネージャー、クリムゾンアドヴォケート):「クリムゾンアドヴォケートは、次走にG1・ファルマスステークス(1600m)も視野に入れています。かつてはクイーンメアリーステークス(約1000m)を制したスプリンターですが、今年初めにジョン(ゴスデン調教師)から『スピードだけではなく、距離を延ばしてマイルを使うべきだと思う』と電話があった時には、正直、不安もありました。
ですが、あの切れ味を見れば、すべてが納得です」
データ
クイーンメアリーステークスを制したアメリカ調教馬の過去3頭(クリムゾンアドヴォケート、カンパネッレ、レディオレリア)は、古馬になってロイヤルアスコットで再び勝利を挙げている。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | クリムゾンアドヴォケート |
2024 | ランニングライオン |
2023 | ローグミレニアム |
2022 | サフロンビーチ |
2021 | インディーエンジェル |
2020 | ナジーフ |
2019 | ムーヴスウィフトリー |
2018 | アルジャッジー |
2017 | ケマー |
2016 | ウシュレット |
2015 | アメージングマリア |
2025年 G1・プリンスオブウェールズステークス
G1・プリンスオブウェールズステークスは、英国平地競走におけるシーズン最初の“主要な10ハロン戦(約2000m)”として知られる一戦である。
このレースは1862年、当時のプリンス・オブ・ウェールズ(のちのエドワード7世)にちなみ創設され、現在も続く“プリンス・オブ・ウェールズ”の名を冠した2競走のうちのひとつ。第二次世界大戦の影響で一時中断されたが、1968年に現国王チャールズ3世がプリンス・オブ・ウェールズに任命された年にレースも復活を果たした。
2000年にはG1へと格上げされ、以降は4歳以上の古馬限定戦として実施されている。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 7. オンブズマン | ウィリアム・ビュイック |
2着 | 1. アンマート | ジム・クローリー |
3着 | 9. シーザファイア | オイシン・マーフィー |
4着 | 6. マップオブスターズ | ジェームズ・ドイル |
分析
残り2ハロンでレースが佳境に入る中、ウィリアム・ビュイックにとっては不運な展開になるかと思われたが、一度クリアな進路を見つけると、オンブズマンは一気に加速した。先行したコンティニュアスはハイペースを作り、その背後には僚馬で本命のロスアンゼルスが追走していたが、この2頭は2ハロン目で時速41マイル(約66km/h)を記録する展開で、直線入り口ですでに脚色が鈍っていた。ファクトゥールシュヴァルが一瞬先頭に躍り出ると、アンマートが捉えにかかる。その内側で、ビュイックは進路を求めて左右にチャンスを探っていた。アンマートがスパートして明確なリードを奪うと、ビュイックはその後に続き、オンブズマンはターボがかかったように加速し、力強く差し切って見事な勝利を飾った。キャリアの浅い遅咲きの馬だが、今シーズンの主役候補として注目される存在になった。
コメント
ウィリアム・ビュイック騎手(オンブズマン):ここは“ライオンですら手なづける”場所です。本当にタフな競馬場なので、ここで勝てることは格別です。オンブズマンは今日、ひとつ上のレベルで挑みましたが、調教でも状態の良さは感じていました。運がなければ届かなかったかもしれません。進路を探して何度か切り替える必要がありましたが、それでも余裕を持って差し切ることができました。この走りには本当に感銘を受けました。現時点では、速いペースにも対応できる1マイル1/4(約2000m)の馬だと思います
ジョン・ゴスデン調教師(オンブズマン):1番ゲートからのスタートでしたが、前日の長距離戦でライアン・ムーア騎手がどうなったか見ればわかります。しかし、出走頭数が少ないレースでは、進路に切れ目ができると読んでいました。すべてはオーナーのおかげです。この馬を購入した際、アンソニー・ストラウド氏と私は『まだ未熟ですので、時間をかけさせてください』とお願いしました。すると、オーナーは『好きなだけ時間をかけていい』と言ってくださったのです。そのおかげで、今では4歳になり完全に成長しました。シェイク・モハメド殿下が非常に忍耐強く接してくださったことが、我々にとって大きな報いとなりました。出走数も少ない馬ですので、今後はエクリプスステークスも視野に入れることができるでしょう
データ
2000年にG1に昇格して以来、プリンスオブウェールズステークスをG1初出走で勝利した馬は、ロードノースとオンブズマンのわずか2頭である。両馬ともジョン・ゴスデン厩舎の管理馬である。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | オンブズマン |
2024 | オーギュストロダン |
2023 | モスターダフ |
2022 | ステートオブレスト |
2021 | ラブ |
2020 | ロードノース |
2019 | クリスタルオーシャン |
2018 | ポエッツワード |
2017 | ハイランドリール |
2016 | マイドリームボート |
2015 | フリーイーグル |
2025年 ロイヤルハントカップ
ロイヤルハントカップは、この開催で最も権威あるハンデキャップ競走と言える。ストレートマイル(約1600m)で争われ、馬券的にも最も面白いレースの一つであり、今年も30頭がフルゲートで揃い、ストレートマイルを一斉に駆け抜ける壮絶な争いとなった。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 27. マイクラウド | シルベストル・デソウサ |
2着 | 19. ブレットポイント | トム・マーカンド |
3着 | 22. ボペドロ | ダニー・タドホープ |
4着 | 25. グリークオーダー | クリストフ・スミヨン |
分析
マイクラウドにとって、決して楽なレースではなかった。だが、2度ロイヤルアスコットを制した名馬パレスピアの半弟は、名物ハンデ戦ロイヤルハントカップを余力を残して制し、その器を示した。
スタンド側の枠からやや出遅れたマイクラウドは、3つに分かれた馬群のうち、最も頭数の多い集団の後方近くに位置。レース中盤では、内ラチ寄りの2集団がリードを取るかに見えたが、マイクラウドは次第に脚を伸ばし、スタンド側ラチ沿いから先頭争いに迫っていった。
手綱を取ったシルベストル・デソウサ騎手にとっても手応えは上々。あとは進路が開くのを待つだけだった。そして残り1ハロン半、ようやく仕掛けのタイミングが訪れると、マイクラウドは一気に加速。すでに自らのグループ内では3番手に浮上しており、最後はその集団全体で押し切る形となった。
コメント
シルベストル・デソウサ騎手(マイクラウド):「このような素晴らしい馬に乗ることができて、ただただ嬉しいです。レース全体に目を光らせる必要がありました。32番枠でしたが、全体を見なければなりませんからね。毎ハロン、しっかり反応してくれました。自分から前へ行こうとする気持ちを見せていて、クリストフ(スミヨン騎乗のグリークオーダー)も手応え良く進んでいたので、彼の作ったスペースを狙いました」
「今後が楽しみな良い馬です。現時点ではマイルに専念するのが正しい判断だと思います」
ロジャー・ヴァリアン調教師(マイクラウド):「オーナーと厩舎のチームには大変感謝しています。この馬に対して素晴らしい仕事をしてくれました。皆が忍耐強く支えてくれて、その努力がいま実を結びつつあり、私も大満足です」
「ロイヤルアスコットでの勝利は、やはり何にも代えがたい価値があります。今週はそれほど忙しくありませんでしたが、昨日はエンフィヤールが残念な結果に終わった一方で、ライエブはヴァーズで素晴らしい走りを見せてくれました。厩舎の馬たちは皆、いい競馬をしてくれています」
データ
マイクラウドは、1881年にフレッド・アーチャー騎乗のピーターが制して以来、ロイヤルハントカップにおいて最も低いオッズで勝利した馬となった。両馬ともに単勝3倍台だった。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | マイクラウド |
2024 | ワイルドタイガー |
2023 | ジミヘンドリックス |
2022 | ダークシフト |
2021 | リアルワールド |
2020 | ダークヴィジョン |
2019 | アファーク |
2018 | セトルフォーベイ |
2017 | ズイファン |
2016 | ポーテージ |
2015 | ジーエムホプキンス |
2025年 ケンジントンパレスステークス
ケンジントンパレスステークスは、2021年に新設された、この開催の中で最も歴史の浅いレースとして知られる。古馬牝馬によるマイル戦で、その短い歴史の中で、優勝馬のすべてが二桁オッズで勝利しており、予想を難しくする一戦として定着しつつある。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 10. ミスインフォメーション | オイシン・マーフィー |
2着 | 2. スネレン | ゲーリー・キャロル |
3着 | 21. チェシャーダンサー | デヴィッド・プロバート |
4着 | 11. マディムーイ | エディ・グレートレックス |
分析
ケンジントンパレスステークスは、今週最も予測不能なレースの一つという評価に違わぬ展開となった。王室の勝負服を背負った本命レインボーズエッジは敗れ、代わって勝利を収めたのは伏兵ミスインフォメーションだった。
今回も馬群は2つのグループに分かれる形となったが、前走エプソムで大敗していたミスインフォメーションは、後方から冷静にレースを進め、馬群の間を割って進出。2023年のチェシャムステークス覇者スネレンを鋭く差し切り、波乱の主役となった。
コメント
オイシン・マーフィー騎手(ミスインフォメーション):「意図的に控えてスタートし、リラックスさせた状態で展開に任せました。小柄ですが非常に誠実な馬です。誰もがこの開催で勝ちたいと思っていますので勝てて嬉しいですね。残り3日間ありますので、願わくば、もう少し勝てればと思っています」
データ
オイシン・マーフィーの勝利により、2025年ワールドベストジョッキーレースの上位5人の騎手のうち4人(ジェームズ・マクドナルド騎手(クリムゾンアドヴォケート)、ライアン・ムーア騎手(トゥルーラヴ)、ウィリアム・ビュイック騎手(オンブズマン)、そしてマーフィー騎手(ミスインフォメーション))が、開催2日目に勝利を収めた。残るは坂井瑠星騎手のみである。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | ミスインフォメーション |
2024 | ドーハ |
2023 | ヴィラノヴァクイーン |
2022 | ライジングスター |
2021 | ローラショーガール |
2025年 ウィンザーキャッスルステークス
ウィンザーキャッスルステークスは、1880年以来5ハロン(約1000m)で争われてきたが、今回がその距離で行われる最後となる。来年からは6ハロン(約1200m)に距離が変更され、父が2歳時に7ハロン以上、または古馬としてマイル以上の距離で勝った産駒に限定される。
Results
着順 | 馬名 | 騎手 |
1着 | 10. ハバナハリケーン | チャーリー・ビショップ |
2着 | 6. ディケンジアン | シェーン・グレイ |
3着 | 17. ローグレジェンド | ビリー・リー |
4着 | 2. アジザム | サム・ジェームズ |
分析
6ハロン戦のウッドコットステークス(エプソム)でのハバナハリケーンの騎乗について、早仕掛けで脚を使い切り、最後はマキシマイズドに差されたことについてチャーリー・ビショップ騎手は非難されていた。しかし、5ハロンに戻った今回、ビショップ騎手はハバナハリケーンにじっと我慢させ、残り1ハロン半まで仕掛けを待った。その後、馬群の間を縫うように鋭い末脚を繰り出し、ゴールでは馬群を一気に抜け出し、力強く押し切った。
コメント
イヴ・ジョンソン・ホートン調教師(ハバナハリケーン):「2月に亡くなった私の父フルクのことを考えていました。きっと誇りに思ってくれたでしょう。真っ先に電話するはずでした。泣いていたでしょうね」
「チャーリーは完璧な騎乗をしてくれたじゃないですか。 エプソムでの騎乗は不当な批判を受けましたが、私の騎手をこれほど誇りに思うことはありません!」
データ
イヴ・ジョンソン・ホートン調教師は、ウィンザーキャッスルステークスで2頭の勝ち馬を送り出した。どちらも亡きハバナゴールドの産駒である。
リプレイ
歴代優勝馬(近年)
2025 | ハバナハリケーン |
2024 | エイントノーバディ |
2023 | ビッグイーヴス |
2022 | リトルビッグベア |
2021 | チポトレ |
2020 | タクティカル |
2019 | サザンヒルズ |
2018 | ソルジャーズコール |
2017 | サウンドアンドサイレンス |
2016 | アーダッド |
2015 | ワシントンディーシー |
Idol Horseチームは木曜日のロイヤルアスコット3日目も引き続き現地から情報をお届けします。どうぞお楽しみに。 ∎