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火曜日にロイヤルランドウィック競馬場で行われたバリアトライアルで、香港王者のカーインライジングはジ・エベレストで対決するニンジャに僅差で先着を許した。それでも、デヴィッド・ヘイズ調教師は、同馬の走りは1年前より良かったと話す。

ヘイズ調教師は後、「昨年より良いトライアルでした。今日は芝丈が長く、馬場も軟らかくて、この馬にはやや分が悪い条件でした」とバリアトライアルの内容を振り返った。

鞍上のザック・パートン騎手も手応えを感じており、カーインライジングは12か月前より「少し落ち着いていた」と話した。

「いい負荷がかかりました。香港でのレース後よりも、息が上がっていましたね」とパートンは語った。

カーインライジングは昨年もジ・エベレスト前にランドウィックで行われたバリアトライアルで3番手に終わり、香港からの輸送に対応できているのか疑問視された。しかし、本番では勝利を収めている。

スカイレーシングの取材に応じたヘイズ師は、「昨年より今年のほうが満足しています」と回答。本番では同馬がさらに落ち着いて臨めるとみており、今回のバリアトライアルでの走りを「本番の8割程度」と表現した。

「このバリアトライアルの目的は……まあ、あくまでバリアトライアルですから。ここで目いっぱい仕上げるわけではありません。本番に向けて仕上げるんです」

パートン騎手も満足しているかと聞かれると、ヘイズ師は「彼は決して満足しませんよ」と答えた。

一方、パートンの答えは「まずまず満足しています」だった。

続いてヘイズ師は、騎手について冗談交じりの一言を残した

「この馬は本当に速い時計で走れますから、ザック(パートン騎手)がどうやって2度も負けさせたのか分かりませんよ」

ヘイズ師の言う“2敗”とは、カーインライジングがデビュー当初に喫した2度の敗北を指している。同馬はその後21連勝している。ヘイズ師は「直近の実戦4走すべてでコースレコードを更新しました。そんな馬は見たことがありません」と続けた。

カーインライジングは香港では普段、バリアトライアルでも力強い走りを見せる。それでもパートン騎手は、今回のランドウィック競馬場での結果を深読みすべきではないと話した。

「面白いことに、豪州でのバリアトライアルは2回とも、ずいぶん楽をして走っているんです。本番では違う走りを見せてくれると期待しています」

ヘイズ師によると、カーインライジングは12日(来週月曜日)に「強めの追い切り」を行う予定だ。雨の影響が残る馬場なら、昨年2着のテンプテッドが最大の脅威になるとみている。

「良いレースになるでしょう。先週末や今日と似たような馬場なら、最大のライバルはあの牝馬です。テンプテッドも昨年のジ・エベレスト以来、負けていませんから」とヘイズ師は話した。

パートン騎手は、今年の出走馬の層が薄いとの見方を退けた。

「強い馬がそろうレースになります。顔ぶれが物足りないと言う人もいますが、毎年、年間で最もレベルの高いスプリント戦になることは歴史が示しています」

カーインライジングを所有するシンジケートを取りまとめるレオン・シェク・コン(梁錫光)氏も、バリアトライアルを見守るため、ランドウィック競馬場を訪れた。この日は平日にもかかわらず、同馬の走りを見ようと約1500人が競馬場に集まった。

ジ・エベレストは来週土曜日の10月17日、ロイヤルランドウィック競馬場で行われる。

マイケル・コックス、Idol Horseの編集長。オーストラリアのニューカッスルやハンターバレー地域でハーネスレース(繋駕速歩競走)に携わる一家に生まれ、競馬記者として19年以上の活動経験を持っている。香港競馬の取材に定評があり、これまで寄稿したメディアにはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ジ・エイジ、ヘラルド・サン、AAP通信、アジアン・レーシング・レポート、イラワラ・マーキュリーなどが含まれる。

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