日曜日、東京競馬場ではケンタッキーダービーに向けた出走馬選定シリーズ『ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー』の指定競走であるヒヤシンスステークスが行われ、ラッキーキッドが勝負どころでの粘り強さを発揮し、勝利を勝ち取った。
ヒヤシンスSは、ドバイワールドカップデー開催のUAEダービーへのステップレースとしても位置付けられる。海外への足掛かりとなる一戦を制した同馬は、これでケンタッキーダービー出走の有力馬として名乗りを上げたことになる。
加藤征弘調教師が管理し、岩田望来騎手が騎乗したゴドルフィンの自家生産馬であるラッキーキッドは、良馬場のダート1600mを1分36秒7のタイムで駆け抜けた。猛追するドンエレクトスをクビ差で抑え込み、3着のイッテラッシャイには1馬身3/4の着差を付けた。
岩田望来騎手はレース後の取材で、「新馬戦で強い内容で勝ったと思いますし、あの力が発揮できたらここでもやれるんじゃないかなと思ってました」とコメント。「調教師からは『ちょっと出してくれ』っていう指示だったので、外に出せるポジションにいました」
先行力、勝負どころでの加速、そして最後の粘り。岩田望来騎手は取材の中で、この3歳牡馬の資質を高く評価する言葉を残した。
「前半は少し速い流れで流れてましたが、それでもしっかり脚も使えていました」
「最後は迫られましたが、よく凌いでくれたと思います」
ラッキーキッドは、10月に東京で行われたデビュー戦を快勝した後、兵庫ジュニアグランプリで3着に敗れ、1月31日に行われた東京の1勝クラスでは8着に崩れる敗戦を経験。この勝利は絶好のタイミングでの復権となった。
加藤征弘調教師はラッキーキッドのレースぶりについて、「先頭に立つとちょっとフラフラする」と課題を指摘。「止まったわけではないんだけど、やっぱり気を抜くというか。前に馬を置かなければダメですね。もうちょっと精神的に…」と改善点を語った。
また、1600mという距離について問われると、加藤師は次のように手応えを語った。
「距離(の心配)は全然大丈夫だと思います。今日もいいペースで行きましたから。ちょうどいいくらいのペースで行って。世界に行ったら、スローペースの『ヨーイドン』になんてならないですからね。日本もどんどん、最初から行かなければ」
3月28日にメイダン競馬場で行われるUAEダービーにラッキーキッドが出走するかどうかは、まだ決まっていない。
「オーナーとの相談になります」と加藤征弘調教師は述べ、さらに「いつでも行く準備はできています」と明かした。
日本馬は過去4年のUAEダービー(2022年クラウンプライド、2023年デルマソトガケ、2024年フォーエバーヤング、2025年アドマイヤデイトナ)で4連勝を飾っており、その4頭はいずれも後にチャーチルダウンズ競馬場のケンタッキーダービーへと転戦している。
