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キアロン・マー調教師は、テンプテッドにはジ・エベレストでカーインライジングに「勝つチャンスが間違いなくある」と語った。金曜日、カンタベリー競馬場の検疫施設で香港王者を間近に見て「規格外の馬」と評した後でも、その見方は変わらない。

マー師は土曜日、テンプテッドがランドウィック競馬場のG2・プレミアステークスを制した後、セブン・ホースレーシングの取材に応じた。昨年のジ・エベレストでカーインライジングの2着に入って以降、同馬は5連勝を果たしている。

「金曜日にカンタベリーの検疫施設へ行き、カーインライジングを見ました。本当にすごい馬です。カーインライジングは規格外の馬で、見た目も素晴らしい。でも、テンプテッドも楽しみなんですよ。勝つチャンスは間違いなくあります」

ゴドルフィンが所有する4歳牝馬のテンプテッドは1.6倍の1番人気に応え、Soft 6(重馬場)の芝1200m戦を1:09.39で走破。2着馬のサヴィーハリーに3馬身差をつけ、3着にはマルフーナが入った。

テンプテッドは、これでランドウィック競馬場での成績を8戦7勝に伸ばした。唯一の敗戦は12か月前のジ・エベレストでカーインライジングに喫した敗北。この2頭は、10月17日に同じ舞台で一年越しの再戦を果たす。

「この馬はランドウィックが大好きです。成績がそれを物語っています」とマー師は語る。

プレミアSでのテンプテッドは、12頭立ての9番手に控え、先行勢は速いペースで飛ばした。パンターズ・インテリジェンスの区間データによると、残り800mから先頭を走ったマズは、スタートから200~400mと400~600mの区間タイムを、それぞれ10.65秒と10.91秒でリード。周囲の馬も11秒を切る区間タイムを記録していた。

スタンドからレースを見ていたマー師にとっては、この展開は望ましいペースだった。

「テンプテッドは後方にいましたから、11秒を切る区間タイムが次々と出ているのを見てうれしかったですね」

テンプテッドは残り600mを切った地点でも、マズから1秒超遅れた10番手。残り400mでも10番手だった。次の200mを、このレースの全出走馬で最速の10.53秒で走り、残り200mでは3番手に浮上して、そのまま抜け出した。

ラスト600mの上がりは33.03秒。他馬より約0.5秒速く、最高速度の時速70キロも全馬中トップだった。展開を引っ張ったマズとウィーピングウーマンは、それぞれ10着、11着に終わった。

チャド・スコフィールド騎手は、こうした競馬がテンプテッドには合っているとコメントした。

「前の馬を見ながら運び、そこから抜き去るのが間違いなく合っています。相手を抜くと、ますます自信を持って走れるタイプですね」

同騎手はスカイレーシングに対し、昨年のジ・エベレスト当時から同馬が大きく成長したとも話した。

「当時の二倍は強くなったと思います。少し水分を含んだ馬場も気に入ったのでしょう。ジ・エベレスト当日は、さらに良くなりますよ」

TEMPTED, CHAD SCHOFIELD / G2 Premiere Stakes // Randwick /// 2026 //// Video by Sky Racing

キアロン・マー厩舎のアシスタントトレーナー、ヨハン・ジェラール=デュボール氏は、カーインライジングの速い巡航スピードがテンプテッドに有利に働く可能性があると見る。テンプテッドは先頭に立つと、まだ後続を待つところがあるからだ。

ジェラール=デュボール氏はスカイレーシングのインタビューに、「どんな馬も、当日の状況によってはレースで負ける可能性はあります」と語った。

「テンプテッドは鋭く加速しますが、いつも先頭に立つとソラを使って、後続が来るを待つんです。もう少し長く追う相手がいれば、さらに力を出せると思います」

昨年のジ・エベレストでは、クレイグ・ウィリアムズ騎手が騎乗したテンプテッドは51キロを背負い、58.5キロのカーインライジングに1.15馬身差で敗れた。今年は両馬の斤量差が昨年の7.5キロから2キロに縮まる。

「斤量を考えなければなりません。昨年のテンプテッドは軽斤量だったので、今年はそれを補えるほど力をつけている必要があります」と同氏は語った。「馬体はそれほど変わっていないかもしれませんが、精神面では今や少々のことでは動じません」

カーインライジングは、昨年のジ・エベレスト以降は無傷の7連勝。前走ではシャティン競馬場の自らのコースレコードを1:06.11に更新し、連勝を21に伸ばした。

「カーインライジングがベストの走りをすれば、倒すのは非常に難しいでしょう。ただ、向こうもベストの走りをしなければなりません」とジェラール=デュボール氏は語った。

ジ・エベレストでは、馬場や天候も勝負を左右する可能性がある。

カーインライジングが良馬場より軟らかい馬場で走ったのは、2024年9月にシャティン競馬場の香港特区行政長官盃を稍重で勝った一度だけ。ザック・パートン騎手は先週、本格的な道悪での同馬の走りはまだ未知数だと語っている。

「オーストラリアで馬場がソフト(重馬場)になれば、あのタイムでは走れないのは間違いありません。なので、道悪での力はまだ分かりません」

ジェラール=デュボール氏は、テンプテッドにとって馬場状態は心配ないとコメントする。

「この馬のいいところは、どんな馬場でも走れて、切れ味の鋭い瞬発力があることです。ペースの厳しいレースも合うでしょう」

マー厩舎は以前にも、ベラニポティナとジミーズスターを休み明け3戦目でジ・エベレストに送り出したことがある。2023年にはシンクアバウトイットがプレミアステークスを勝利し、続くジ・エベレストも制覇した。

マー師は、テンプテッドを任せてくれたゴドルフィンに感謝を示した。

「あのような馬を私たちの厩舎に預けてくれたゴドルフィンには、本当に感謝しています」

「前回の休養明けは無敗で終え、今回もここまで負けていません。目標のジ・エベレストには、この馬をゴドルフィンが保有する出走枠で送り出します」

マイケル・コックス、Idol Horseの編集長。オーストラリアのニューカッスルやハンターバレー地域でハーネスレース(繋駕速歩競走)に携わる一家に生まれ、競馬記者として19年以上の活動経験を持っている。香港競馬の取材に定評があり、これまで寄稿したメディアにはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ジ・エイジ、ヘラルド・サン、AAP通信、アジアン・レーシング・レポート、イラワラ・マーキュリーなどが含まれる。

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