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香港ダービー2026: ダービー馬候補パワーランキング(1月13日更新版)

Idol Horseのエキスパートチームが、2026年の香港ダービーに向けた有力馬ランキングを制作。先週末の結果を受け、順位変動やランクインはあったのか?

香港ダービー2026: ダービー馬候補パワーランキング(1月13日更新版)

Idol Horseのエキスパートチームが、2026年の香港ダービーに向けた有力馬ランキングを制作。先週末の結果を受け、順位変動やランクインはあったのか?

Idol Horseの香港競馬エキスパートチームが先週末の開催を精査し、香港ダービーの有力候補14頭をそれぞれ順位づけした。その結果、目立つ上昇馬が数頭出たほか、新たに2頭がリストに加わった。

ザック・パートン騎手が2月1日の香港クラシックマイルでサゲイシャスライフに騎乗する決断を下したことで影響は出たが、パートンが選ばなかった1頭、インヴィンシブルアイビスはそれでも首位の座を固めている。

先週はダービー候補が相次いでレースに出走したが、今週末の日曜に行われるシャティン開催は比較的落ち着いたメンバー構成になりそうだ。それでも手がかりはあり、デヴィッド・ユースタス厩舎が擁する注目の新戦力、グリッターリングレジェンドが登録しており、香港でのキャリアを軌道に乗せる一戦となるか注目される。

有力視されていたバルブジェネラル、スカイジュエリー、マッシブコンテンダーが戦線を離れたことで、2026年世代の層は薄くなった。とはいえ、少なくともランキング上位3頭は強力に映る。

以下が、香港競馬の中心にある一戦、香港ダービーへ向けて、現時点でエキスパートチームが有力と見る14頭だ。

1. インヴィンシブルアイビス

前回順位: 1
調教師: マーク・ニューナム
レーティング: 91
成績: 7:4-2-1

香港のリーディングジョッキー、ザック・パートン騎手はライバルを選び、インヴィンシブルアイビスから乗り替わる選択を選んだ。

それでもなお、インヴィンシブルアイビスはランキング首位を守った。先週日曜、4歳限定の鍵となるクラス3・マイル戦を鮮やかに勝ち切ったことで、評価はいっそう高まっている。前走は鋭い加速を見せ、終いもしっかり伸びて、ゴール前でも僅差で死守。余力を残した走りだった。

鞍上はヒュー・ボウマン騎手の予定で、香港クラシックカップと香港ダービーでも同騎手が手綱を取る。マーク・ニューナム調教師は「この馬にとって一番いい勝ち方だったと思います」と語った。

2. サゲイシャスライフ (↑1)

前回順位: 3
調教師: ピエール・ン
レーティング: 97
香港成績: 3:2-0-0
旧馬名: ナヴィオファンタズマ

パートンは香港クラシックマイルで、サゲイシャスライフに騎乗することを決めた。ただし、クラシックシリーズの残る二冠については、まだ踏み込んでいない。2月1日の一戦で、このブラジルからの移籍馬がどう走るかが、その先の判断を左右する。

パートンはIdol Horseに選択理由を語り、G1・ダービーパウリスタ大賞の勝ち馬で、なおかつ最高レーティングの持ち主である点を挙げた。香港では3戦2勝。そのうちマイルのクラス2ではトップハンデの130ポンドを背負って勝ち切っており、その内容も決め手になったという。

これらを踏まえ、ピエール・ン厩舎期待の星は順位を一つ上げた。

3. リトルパラダイス (↓1)

前回順位: 2
調教師: ジミー・ティン
レーティング: 95
成績: 8:5-1-1

パートンは日曜にリトルパラダイスを勝利に導いたが、それでもサゲイシャスライフを選ぶ選択は揺らがなかった。加えてスタミナ面の懸念もあり、ジミー・ティン厩舎の看板馬は順位を1つ落とした。

このリトルパラダイスは7番手で包まれる形から運び、外へ持ち出してスムーズに進出。難なく加速し、最後の数完歩は抑える余裕もあった。

4歳三冠路線ではヴィンセント・ホー騎手が騎乗予定で、Idol Horseに「伸び盛りですし、昨季から能力は見せていました。1200mも1400mも勝っていますし、マイルは問題ないと思います。ただ、その先は走ってみて、香港ダービーの距離がどうかが見えてくると思います」と語った。

4. ナンバーズ

前回順位: 4
調教師: フランキー・ロー
レーティング: 90
香港成績: 2:1-0-1
旧馬名: キングオブサンダー

スタミナ面の不安がないナンバーズは、引き続き4位にランクイン。豪州からの移籍馬で、昨年のG1・クイーンズランドダービー(2400m)では2着の実績を誇る。

その点が、スタミナ色に乏しい馬が多い世代の中で、この馬を興味深い存在にしている。前走は香港ダービーと同じ舞台・同じ距離で主導権を握り、そのまま押し切った。直線でも脚色が鈍らず、先手を取って勝ち切れる形も持っている。

Derek Leung and Numbers win a 2000m race at Sha Tin in December 2025
NUMBERS, DEREK LEUNG / Sha Tin // 2025 /// Photo by HKJC

5. ダズリングフィット

前回順位: 5
調教師: デヴィッド・ユースタス
レーティング: 75
成績: 8:3-1-1

5位も変動なし。現段階でダズリングフィットは堅実なダービー候補で、派手さはないがタフさと安定感が持ち味であり、それこそが最大の強みかもしれない。

ユースタス厩舎のダズリングフィットは、すでに香港競馬で揉まれている。前走はインヴィンシブルアイビスより人気を集めたが、その相手に内容のある5着だった。ユースタス師は香港クラシックマイルへ向け、ここで一度間隔を空ける選択を取った。

6. トップドラゴン

前回順位: 6
調教師: Chris So
レーティング: 81
成績: 11:3-3-2

6位も据え置き、トップドラゴンは上位半分に値する存在だ。ダズリングフィット同様、派手さはないかもしれないが、昨季に積んだ香港での経験を今季に生かしている。前走は1600mのクラス2でサゲイシャスライフの3着。この内容は今後へ向けて明るい材料になる。

7. ビューティーボルト

前回順位: 7
調教師: トニー・クルーズ
レーティング: 85
成績: 7:2-3-1
旧馬名: サンダーソング

ジョセフ・オブライエン厩舎所属時代、アイルランドでの唯一の出走を勝って香港へ来たビューティーボルトは、移籍先の香港競馬でもすんなり順応している。

クォック家のダービー最大の希望であり、直近3走で見せてきた内容からも軽視できない。トップ5外にいるのは、少し不運と言っていい。マイルのクラス3戦を勝った後は、ダズリングフィットに9ポンドの斤量差で僅差2着。さらに先週日曜もインヴィンシブルアイビスに首差まで迫り、このときは相手より1ポンド軽い斤量だった。

Zac Purton and Beauty Bolt win a Class 3 over a mile at Sha Tin in 2025
BEAUTY BOLT, ZAC PURTON / Sha Tin // 2025 /// Photo by HKJC

8. パブリックアテンション

前回順位: 8
調教師: デヴィッド・ヘイズ
レーティング: 83
香港成績: 3:0-1-1
旧馬名: パブリックアテンション

芦毛の牡馬、パブリックアテンションは香港ではまだ勝ち星がないが、ここまでの3走内容を見れば、勝ち上がりは時間の問題と思わせる。

移籍初戦の2着、2戦目3着に続き、前走は日曜のクラス2戦でリトルパラダイスの4着。豪州時代の実績は、G3・エスキモープリンスステークス(1200m)勝利と、G1・コーフィールドギニー5着で、戦線に加わるだけの格は備えている。あとはマイル以上で勝ち切れるかを示す必要がある。

9. ヘレンスパフィーリング

前回順位: 9
調教師:
デヴィッド・ユースタス
レーティング: 79
香港成績: 2:1-0-0
旧馬名: ポートライト

ヘレンスパフィーリングは12月中旬、香港国際競走の当日に1200m戦で香港デビュー勝ちを挙げたが、先週日曜はクラス3ハンデの1400mで5着に終わり、連勝とはならなかった。

イギリス時代ではマイルの下級条件戦を2勝し、リステッドのキングチャールズ2世ステークスでは強敵が揃う中で敗れている。まだ見限れないが、香港ダービーの2000mという距離は不安材料になり得る。

10. グリッターリングレジェンド (NEW)

前回順位: ランク外
調教師:
デヴィッド・ユースタス
レーティング: 78
香港成績: 0:0-0-0
旧馬名: グリッターリングレジェンド

今週末、シャティン開催での香港デビュー戦を控える中、興味深い伏兵が新たにランクインした。

グリッターリングレジェンドのバリアトライアルは目立つ内容ではなかったが、強く追われたわけでもない。そして実績は確かだ。英国では7戦4勝で、マイルのリステッドも勝っている。最後はロイヤルアスコットのG3・ハンプトンコートステークスで3着。G1実績馬のトリニティカレッジとトルネードアラートに続く内容だった。

GLITTERING LEGEND, HARRY DAVIES / Peter Willett Future Stayers’ Maiden Stakes // 2024 /// Goodwood //// Photo by Alan Crowhurst/Getty Images

11. ウィンドロード (↑1)

前回順位: 12
調教師: コディ・モー
レーティング: 80
香港成績: 1:0-0-0
旧馬名: ウィンドロード

1600mのクラス2戦、サゲイシャスライフの5着だった内容は上々で、今後さらに順位を上げる可能性を感じさせる香港デビューだった。

欧州時代も高いレベルで走り、2歳時にG2・ベレスフォードステークスで入着し、マイルのG1を2戦経験している。さらに1マイル2ハロンのリステッドも勝っており、スタミナの不安はない。ただし、追走力は課題になるかもしれない。

12. インフィニティリゾルヴ (NEW)

前回順位: ランク外
調教師:
マーク・ニューナム
レーティング: 84
香港成績: 8:1-3-2
旧馬名: ディコンストラクション

先週末、1400m戦でリトルパラダイスの2着に突っ込んだ内容が評価され、インフィニットリゾルヴがランキング入りを果たした。勝ち馬に迫るところまではいかなかったが、香港で初めて1200mを超える距離を走って後方からしっかり差を詰めた点は、距離延長での伸びしろを感じさせる。

Hugh Bowman winning aboard Infinite Resolve at Sha Tin
INFINITE RESOLVE, HUGH BOWMAN / Sha Tin // 2026 /// Photo by HKJC

13. フィットフォービューティー (↓3)

前回順位: 10
調教師: ジョン・サイズ
レーティング: 65
成績: 6:2-1-0

今季に入っての勝利を評価され、初回のランキングでは10位だった。だが先週日曜、インヴィンシブルアイビスが勝ったレースで見せ場なく6着に終わり、順位を落とした。次走でしっかりした内容が求められる。

14. セラフガブリエル (NEW)

前回順位: ランク外
調教師: デヴィッド・ユースタス
レーティング: 76
香港成績: 1:0-0-0

ロイヤルアスコットのゴールデンゲーツステークス(2000m)で2着に入ったセラフガブリエルは、注目の存在として1月4日のシャティン開催・1400m戦で始動した。直線では苦しい競馬を強いられながらも踏ん張り、11着でゴールした。

当初のランキング入りは見送られたが、世代の層が薄いこと、そしてアスコットでの走りの魅力もあり、今週はかろうじて14位に滑り込んだ。

IDOL HORSE、多言語で展開するグローバル競馬ニュースネットワーク。

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