1月25日のワールドプールカードでは、3大陸にまたがる競馬開催が行われる。メイダン競馬場での2つのG1レースから始まり、エラズリー競馬場(ニュージーランド)での3レース、そしてケニルワース競馬場(南アフリカ)での7レースで締めくくられる。
ドバイでは、芝のG1・ジェベルハッタ(1800m)とダートのG1・アルマクトゥームチャレンジ(1900m)が中東における重要な3ヶ月の開幕を飾る。
この2つの重賞は、もともと3月上旬に実施されていたが、G1・サウジカップとG1・ドバイワールドカップへの路線を改善するため、昨年から1月下旬に移動された。
注目の大半は、ジェベルハッタで前年度チャンピオンのメジャードタイムと対戦することになる、ロマンティックウォリアーの中東デビューに集まっている。しかし、アルマクトゥームチャレンジも興味深い一戦となっている。

来週にも2024年の世界最優秀馬に選出される見込みのドバイWC覇者、ローレルリバーはここで復帰する可能性があるが、マイル戦のG3・ファイアブレイクステークスにもエントリーしている。
アルマクトゥームチャレンジでの潜在的なライバルには、昨年の勝者であり、カザフスタンの誇りとされるカビルカーン、そしてダートデビューを飾る昨年のドバイターフ覇者、ファクトゥールシュヴァルがいる。
ジェベルハッタとアルマクトゥームチャレンジの両レースは、来月開催される世界最高賞金レース、サウジCの重要な前哨戦となる見込みだ。
その数時間後、舞台は地球の反対側のオークランドに移り、カラカミリオンズデーでニュージーランドがワールドプールでのデビューを飾ることになる。
エラズリー競馬場からワールドプールの投票対象となる3レースはまだ決定していないが、その中にはG1・レイルウェイステークス(1200m)が含まれる予定だ。
元香港のトレーナー、ポール・オサリバン調教師の代表馬ミスターティズや、名牝のインペラトリスなどが勝利したこのレースは、今年は3歳牝馬のスター、キャプチャードバイラブとアラバマラスが主役となる。それぞれクレイグ・ウィリアムズ騎手とサム・スプラット騎手が騎乗する。

また別の有力馬としては、2021年の元旦に香港で1戦1勝を挙げたマスターフェイがいる。
この日のプログラムには、G1勝ち馬のオーケストラルとサヴァグリーなど、カラカ・イヤリング・セールで購入された馬に限定されたレースも多数含まれている。
その夜遅く、注目は南アフリカに移り、ケニルワース競馬場でケープタウンで最も権威のあるケープタウンメットデーが開催される。
南アフリカは、重賞競走の出走馬が極めて早期に発表されることで知られており、ケープタウンメットデーの枠順抽選は、開催10日前の水曜日に行われた。

目玉となるG1・ケープタウンメット(芝2000m)は、ダーバンジュライ勝ち馬のオリエンタルチャームと3歳馬のエイトオンエイティーンが最有力視されており、混戦となっている。元南アフリカおよび英国のチャンピオンジョッキー、マイケル・ロバーツ調教師が管理するシーイットアゲインも有力候補の一頭だ。
ケニルワースの7レースには、G1・ケープフライングチャンピオンシップ(1000m)も含まれ、ここでは過去2年の勝ち馬であるギミーアプリンスとダイスが初対決という興味深い一戦を迎える。また、G1・マジョルカステークス(1600m)では、ゴルフ界のレジェンド、ゲイリー・プレーヤー氏が共同所有するダブルグランドスラムが最有力候補となっている。