獲得賞金額世界一のゴールデンシックスティは引退後、北海道のノーザンホースパークで余生を送る。金曜日、シャティン競馬場の厩舎地区で行われた記者会見の中で、馬主のスタンレー・チャン氏が明らかにした。
ノーザンホースパークは、馬に関する様々なアクティビティを体験できるテーマパークとして知られている。施設内には12品種の馬が80頭近く暮らしており、サラブレッドも飼われている。
世界トップクラスの競走馬が繁殖入りしている社台スタリオンステーションやノーザンファームの近くに位置し、北西にわずか10キロほどの場所で営業している。
騸馬のゴールデンシックスティにとって、繁殖入りの道は選択肢に入らない。しかし、馬主のチャン氏やフランシス・ルイ調教師、相棒のヴィンセント・ホー騎手は、さまざまな理由で北海道の牧場を預け先に選んだという。
「フランシス、ヴィンセント、そして私は日本を訪れ、実際に施設を見学しました。環境はとても良く、ゴールデンシックスティにもピッタリです。地理的にも近いので、会いに行くのも楽ですから」
馬主のチャン氏は取材の中で、ノーザンホースパークを預け先に選んだ理由をこう説明した。
ノーザンホースパークでは、ディープインパクトの母で自身もG1勝ち馬のウインドインハーヘアも余生を送っている。2012年に最後の仔であるレスペランスを出産した後、ノーザンファームから移動した。現在は33歳になったが、元気に暮らしている。
ゴールデンシックスティは日本に向かう前、まずは母国のオーストラリアに戻って検疫を行う。来月香港を出発し、ハンターバレーのアローフィールドスタッドに一時滞在した後、札幌に向かう予定となっている。
