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ダニー・シャム調教師は、土曜日にリヤドで行われたG1・サウジカップで歴史に残る激闘を演じたロマンチックウォリアーとフォーエバーヤングの再戦について、G1・ドバイワールドCでは「無い」と明言した。

キングアブドゥルアジーズ競馬場で繰り広げられた一戦は、ロマンチックウォリアーがゴール寸前まで先頭を守ったものの、日本のフォーエバーヤングが最後ゴール寸前で差し切り、歴史的なレースとなった。

シャム調教師は、初のダート戦となったサウジCでのロマンチックウォリアーの適応力には満足しているものの、次走は予定通りG1・ドバイターフへ向かい、フォーエバーヤングとの再戦を求めることは『厳しい』として、芝路線へ戻る意向を示した。

「ダートでも素晴らしい走りを見せてくれたし、とても誇りに思う。ただ、次は予定通りG1・ドバイターフに向かう」とシャム調教師は月曜日にIdol Horseに語った。

「レース後の状態も問題ないが、ドバイワールドカップに惹かれるかと言われたら全く心が動きませんね。次はターフです」

「二度もダートを走るのは負担が激しすぎますし、ドバイターフを勝てばジェベルハッタとのダブル制覇でボーナスも獲得できますから」

シャム調教師は、ロマンチックウォリアーが月曜夜にサウジアラビアからドバイへ移動し、次戦へ向けてメイダンでの調整に入ることを明らかにした。同馬は1月のG1・ジェベルハッタを制しており、4月5日のドバイターフとのダブル制覇を果たせば、50万米ドル(約387万香港ドル、約7,500万円)のボーナスを獲得できる。

メイダンの芝コースではフォーエバーヤングとの再戦はないが、ロマンチックウォリアーはさらに他の強力な日本勢と対決する可能性がある。1800mのG1戦には、5歳牝馬リバティアイランドとG1馬ソウルラッシュが名を連ねている。

リバティアイランドは昨年12月のG1・香港カップで、ソウルラッシュは昨年6月のG1・安田記念で、それぞれロマンチックウォリアーの前に敗れており、今回はその雪辱を期しての参戦となる。

ジャック・ダウリング、Idol Horseのレーシングジャーナリスト。2012年、グッドウッド競馬場で行われたサセックスステークスでフランケルが圧勝する姿を見て以来、競馬に情熱を注いできた。イギリス、アメリカ、フランスの競馬を取材した後、2023年に香港へ移る。サウス・チャイナ・モーニング・ポスト、レーシング・ポスト、PA Mediaなどでの執筆経験がある

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