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香港ダービー2026: ダービー馬候補パワーランキング(2月4日更新版)

Idol Horseの香港競馬エキスパートチームが、香港ダービーへ向けた有力候補14頭をランキング形式で紹介する。

香港ダービー2026: ダービー馬候補パワーランキング(2月4日更新版)

Idol Horseの香港競馬エキスパートチームが、香港ダービーへ向けた有力候補14頭をランキング形式で紹介する。

予想どおり、香港クラシックマイルでランキングは大きく動いた。リトルパラダイスが豪快に差し切って首位に立ち、3月22日の主役へと一歩抜け出した。

香港ダービーを勝つのはこの馬なのか。そしてクラシックマイルで後続の各馬はどうか。インフィニットリゾルヴは鋭い末脚を見せ、サゲイシャスライフは評価が割れ、インヴィンシブルアイビスは最後方から伸びたものの、最後まで勝ち負けを脅かすには至らなかった。

識者は『ダービーを勝てる可能性が最も高い馬』という観点で候補を序列化しており、単なる最優秀マイラーランキングではない。

次の分岐点は日曜だ。ナンバーズがG3・センテナリーヴァーズの主役として登場し、3月1日の香港クラシックカップ(1800m)へ向けた重要な一戦となる。

一方の伏兵勢は、条件戦を足掛かりに、レーティングを少しずつ押し上げながら、14頭立てのダービー出走枠へ割って入ろうとしている。

1. リトルパラダイス ↑

前回順位: 3
調教師: ジミー・ティン
レーティング: 103
成績: 9:6-1-1

香港クラシックマイルを鮮やかに勝ち切り、ジミー・ティン厩舎の看板馬が香港競馬の新たなスーパースターになると予想する声も出ている。純粋な能力だけで見れば、リトルパラダイスがトップ評価だ。とはいえ、マイルを超える距離ではまだ証明すべき点が多い。

2. ナンバーズ ↑

前回順位: 4
調教師: フランキー・ロー
レーティング: 90
香港成績: 2:1-0-1
旧馬名: キングオブサンダー

4歳クラシックシリーズ初戦で、トップ3のうち2頭が精彩を欠いたことで、フランキー・ロー厩舎のステイヤーは、走らずして2番手へ浮上した。シャティン競馬場のG3・センテナリーヴァーズで、ナンバーズはハンデ最軽量で出走予定。ランキング上位にふさわしい存在かどうかを示す機会を得る。

3. サゲイシャスライフ ↓

前回順位: 2
調教師: ピエール・ン
レーティング: 97
香港成績: 4:2-0-0
旧馬名: ナヴィオファンタズマ

ザック・パートン騎手はサゲイシャスライフの香港クラシックマイルでの走りに不満だったが、勝ち馬を選べなかったことへの落胆が、まだ尾を引いていたのかもしれない。

Idol Horseのコラムニスト、シェーン・ダイ氏はブラジルからの移籍馬が4着に敗れた点を寛容に受け止めており、距離が延びるダービーの条件は、この馬にとって上位勢の中でも特に向くはずだ。懸念は、脚質がワンペースすぎること、あるいは喉鳴りの問題が表面化し始めている可能性だ。

4. インヴィンシブルアイビス ↓

前回順位: 1
調教師: マーク・ニューナム
レーティング: 91
成績: 8:4-2-1

香港クラシックマイルでは一番人気で出走し、最後方から伸びて6着。走りの評価は割れているが、マーク・ニューナム師は擁護しており、ダービーを勝てる可能性は残る。最後方一気だけの馬ではないことを示す必要があり、クラシックカップは戦術的なスピードを見せるのに最適な舞台になる。

Invincible Ibis and Hugh Bowman win at Sha Tin
INVINCIBLE IBIS, HUGH BOWMAN / Sha Tin // 2026 /// Photo by HKJC

5. ビューティーボルト ↑

前回順位: 7
調教師: トニー・クルーズ
レーティング: 88
成績: 8:2-3-2
旧馬名: サンダーソング

大一番へ向かう路線で見せるトニー・クルーズ厩舎の有望馬らしい走りだ。タフで仕上がりも良く、先行して運んでもビューティーボルトは簡単には譲らない。

こうして同じ内容の競馬を繰り返し続けられる馬は、確かな地力を備えているサインになり得る。これでダービー出走は、ほぼ当確となった。

6. パッチオブコスモ ↓

前回順位: 5
調教師:
 マンフレッド・マン
レーティング: 84
香港成績: 13:5-0-0

香港クラシックマイルは厳しい展開になったが、最後までよく踏ん張った。より強い印象を残した馬は他にもいたが、パッチオブコスモもまだ射程圏内にいる。長期休養明けの2走目は、動きが鈍くなることも多い。1か月後、1800mで迎える3走目が、ダービー適性を測る真のテストになる。

7. トップドラゴン

前回順位: 7
調教師: クリス・ソー
レーティング: 84
成績: 12:3-3-2

香港クラシックマイルでは残り100mあまりで不利があり、勢いを止められた。そうでなければ馬券圏内に入っていたかもしれない。5着でレーティングは3ポイント上がり、84に到達した。この状態を維持できれば、ダービー出走枠の確保には十分なはずだ。

8. インフィニティリゾルヴ ↑

前回順位: 11
調教師:
 マーク・ニューナム
レーティング: 89
香港成績: 9:1-4-2
旧馬名: ディコンストラクション

香港クラシックマイル前から距離には疑問があり、シリーズが距離を延ばしていく中でもその疑問は残る。

とはいえ、最後は強烈な伸び脚で2着まで押し上げた。折り合いはついたが、レースはしっかり流れた展開だった。スローの1800mでも折り合えるのか、あるいはペースが読みにくくなりがちなダービーの流れに対応できるのか。レーティング89なら当日は出走できる。

Hugh Bowman winning aboard Infinite Resolve at Sha Tin
INFINITE RESOLVE, HUGH BOWMAN / Sha Tin // 2026 /// Photo by HKJC

9. セラフガブリエル

前回順位: ランク外
調教師: デヴィッド・ユースタス
レーティング: 79
香港成績: 2: 0-1-0

日曜の前、デヴィッド・ユースタスがこの英国からの移籍馬について言えることは「見栄えのする馬」くらいだった。

確かにそうだが、日曜のマイル戦ではラッキーサムゴルの2着に入り、香港ダービー戦線に一枚噛める存在になり得ることを示した。とはいえ、勝てるだけの条件は揃っていたのに勝ち切れなかった。

課題はここからで、レーティング79の馬をダービーへ出走させるには、まず出走権を取らなければならない。香港クラシックカップに間に合わない可能性もあり、3月22日までに勝って切符を手にする必要がある。

10. ラッキーサムゴア (NEW)

前回順位: ランク外
調教師: マーク・ニューナム
レーティング: 76
香港成績: 14: 4-1-2

ラッキーサムゴルを所有するシンジケートは、14頭立てのダービーに滑り込ませたいと望んでいる。

マーク・ニューナム師も、レーティング45から76まで上げてきた叩き上げのこの馬で、その夢を後押しする気でいる。そこへ届くには、少なくとももう1勝が必要だろう。ただ、外枠が続く不利がありながらも、今季は一度も崩れていない。

11. ダズリングフィット ↓

前回順位: 6
調教師: デヴィッド・ユースタス
レーティング: 75
成績: 9:3-1-1

デヴィッド・ユースタス師は、レーティング75のダズリングフィットが香港クラシックマイルの出走メンバーに滑り込めるかどうかに賭けたが、読みは外れた。

結果として、このタフなマイラーは1週前のクラス3ハンデキャップへ回ることになった。ダービートライアルとして見れば、そこで重い斤量を背負っての6着は悪くない内容だったが、この馬は距離適性がマイル寄りかもしれない。

そうなると最大の問題は、能力面というより出走メンバーに入れるかという点になってくる。日曜はシャティン開催の1800mクラス3に出走する。香港クラシックカップの出走枠を狙う下位勢にとって、最後の出走権争いになりそうな一戦だ。

12. エアロダイナミクス ↑

前回順位: 14
調教師: マーク・ニューナム
レーティング: 74
香港成績: 2:0-1-0

この馬も日曜の1800mクラス3に登録している。初戦でパッチオブコスモの2着に入った内容は良かったが、その後は1200mから1600m、そして3走目で1800mへと距離を延ばす形になる。

南アフリカでは1475mを超える距離を走ったことがない馬だけに、ダービー挑戦を追う価値があるかどうかを測るには、十分な試金石だ。

13. スーパーエクスプレス (NEW)

前回順位: ランク外
調教師: ジョン・サイズ
レーティング: 74
香港成績: 6: 2-4-0

クラシックマイル当日の1400mクラス3を前に、スーパーエクスプレスのダービー適性を問われたジョン・サイズ師は率直だった。サイズ師は「現時点では、あのレベルの質はありません」と語り、「今日のクラシックマイルは、非常に粒ぞろいの顔ぶれだった」と続けた。

それでもサイズ師は、スーパーエクスプレスにレースを覚えさせる機会を与え続けるだろう。しかしレーティング74、辛抱強さで知られる調教師、そして1400mを超える距離をまだ走っていない事実を踏まえると、香港ダービーに出走できる可能性自体が高くはなく、まして勝利となればなおさらだ。

Super Express and Maxime Guyon win a Class 3 at Sha Tin
SUPER EXPRESS, MAXIME GUYON / Sha Tin // 2026 /// Photo by HKJC

14. ウィンドロード ↓

前回順位: 10
調教師: コディー・モー
レーティング: 80
香港成績: 2:0-0-0
旧馬名: ウインドロード

香港クラシックマイルで走ったこと自体は忘れていい。ペースが速い中で終始3頭分から4頭分外を回る形だった。ウィンドロードにとってプラスになり得る要素の一つは、1800m超での実績があることだ。ランキング内でも数少ない、海外でスタミナを示している馬の一頭である。

IDOL HORSE、多言語で展開するグローバル競馬ニュースネットワーク。

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