1972年: エプソムダービー馬ロベルトが、創設初年度のインターナショナルステークスでブリガディアジェラードに快勝。リボーの16連勝記録に並ぼうとしていた名馬を2着に退けた(画像クリックで拡大)。
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1974年: 米国人馬主でフランス調教馬のダーリアが、最初のインターナショナルS制覇を挙げた。レスター・ピゴット騎手は直線での進路難を克服し、最終的には1番人気(単勝オッズ約1.5倍)を快勝へと導いた(画像クリックで拡大)。

1983年: ベルデールフラッター、アサートに続き、パット・エデリー騎手がサングスター氏所有のカーリアンでインターナショナルステークス3連覇を達成。父のニジンスキーに続き、カーリアン自身も後世に名を残す種牡馬となった(画像クリックで拡大)。

1991年: 伏兵が波乱を演出。単勝17倍のテリモンが南アフリカ出身のマイケル・ロバーツ騎手に導かれ、果敢な逃げ切りで快勝。芦毛の同馬は、1989年のエプソムダービーで単勝501倍ながら2着に好走するなど、常に人気薄で大舞台を賑わせてきた(画像クリックで拡大)。

1996年: ホーリングがインターナショナルS連覇を達成し、フランキー・デットーリ騎手にとって同レース6勝の始まりとなった。ゴドルフィン所有の同馬はまた、1995年と96年にG1・エクリプスステークスを連覇するという偉業も成し遂げている(画像クリックで拡大)。

1997年: ジャパンカップとドバイワールドカップを制したシングスピールが、少数精鋭のメンバーを相手に快勝。世界を渡り歩いたチャンピオンにとって、これがラストレースとなった。レース後、勝利騎手フランキー・デットーリは「まさに世界最強の王者だ」と称賛した(画像クリックで拡大)。
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John Giles

1998年: ルカ・クマーニ厩舎の牝馬、ワンソーワンダフル(パット・エデリー騎手・白帽)が、フェイスフルサン(青帽)とチェスターハウス(ピンク帽)との激しい三頭の叩き合いを制した(画像クリックで拡大)。
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1999年: ヘンリー・セシル厩舎の米国産馬、ロイヤルアンセムがキャリア最高の走りを見せ、ゲイリー・スティーヴンス騎手に導かれて8馬身差の圧勝。勝ちっぷりの良さから続く愛チャンピオンステークスでは1番人気に推されたが、レパーズタウンでは芦毛の名馬・デイラミが格の違いを示した(画像クリックで拡大)。
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Julian Herbert

2000年: ミック・キネーン騎手が騎乗、エイダン・オブライエン厩舎の『アイアンホース』ことジャイアンツコーズウェイが、同世代最強の3歳馬としてアガ・カーン殿下のカラニシを退け、G1連勝街道を突き進んだ(画像クリックで拡大)。
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John Giles

2003年: 世界を駆け巡った名馬の一頭、ファルブラヴがヨークで圧巻の切れ味を披露。堂々たる馬体を誇る2003年の覇者は、ジャパンカップや香港カップを含む5か国でG1を制している(画像クリックで拡大)。
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Trevor Jones

2005年: 日本競馬のレジェンド・武豊(左)、ヨークの検量室にて。この日のインターナショナルSでは、エレクトロキューショニストに首差及ばず2着。前年のジャパンカップと有馬記念を制したゼンノロブロイは、大接戦の中でわずかに届かなかった(画像クリックで拡大)。
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Julian Herbert

2009年: ケープクロス産駒のシーザスターズはこの夏、偉業への道を歩み続け、G1を4勝していたマスタークラフツマンを破ってトラックレコードを樹立。ジョン・オックス厩舎の3歳馬はその後、G1・愛チャンピオンステークスと凱旋門賞を制し、通算9戦8勝の成績で種牡馬入りした(画像クリックで拡大)。
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2012年: ヘンリー・セシル厩舎の絶対王者、フランケルが初めて1マイル超の距離に挑戦し、圧巻の走りを披露。トム・クウィリー騎手は手綱を持ったまま楽々と運び、7馬身差の大楽勝でG1・8連勝を飾った(画像クリックで拡大)。
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John Walton

2017年: チャーチルを2馬身差で下したユリシーズ。マイケル・スタウト調教師にインターナショナルS通算6勝目という新記録をもたらした。なお、エイダン・オブライエン調教師は2年後、ジャパンの勝利でこの記録に並ぶことになる(画像クリックで拡大)。
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Alan Crowhurst

2022年: まさに「2着以下は遙か後方」。バーイードが圧倒的な強さでライバルを蹴散らし、デビューから無傷の10連勝を達成した。ジム・クローリー騎手を背にしたウィリアム・ハガス厩舎の4歳馬は、ラストレースの英チャンピオンステークスで衝撃の4着に敗れて現役を退いた(画像クリックで拡大)。
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Alan Crowhurst

2024年: 芝の新たな名馬が誕生。シティオブトロイがシーザスターズの記録を打ち破り、2分4秒32という驚異の走りを披露。従来のタイムを1秒弱更新する快挙となった(画像クリックで拡大)。
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Mike Egerton
