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今シーズン無敗の快進撃、カーインライジングが2024/25年シーズンの香港年度代表馬に選出された。短距離馬が年度代表馬を受賞するのは、09/10年のセイクリッドキングダム以来、15年ぶりの快挙となる。

デヴィッド・ヘイズ厩舎のカーインライジングは金曜夜、ヴィクトリアハーバーを望む会場で行われた年度表彰式にて、年度代表馬の受賞が発表された。同馬は10月のG1・ジ・エベレストに香港代表としての参戦を予定しており、最高の栄誉とともに遠征を迎えることになった。

カーインライジングの2024/25年シーズンはG1レース4勝を含め、8戦全勝で年間無敗。4月のG1・チェアマンズスプリントプライズでの勝利により、国内レーティングはロマンチックウォリアー、ヴォイッジバブルと互角の134に達していた。

香港年度代表馬は、最優秀短距離馬、最優秀マイラー、最優秀中距離馬、最優秀長距離馬、最優秀4歳馬の5部門の受賞馬の中から選出される。

最優秀短距離馬と最優秀長距離馬の部門は、カーインライジングとヴォイッジバブルが唯一のノミネートだったため、事前に受賞が確定していた。ヴォイッジバブルは予想通り、最優秀マイラー部門も受賞したが、最優秀中距離馬はロマンチックウォリアーが獲得した。一方、カーインライジングは最優秀4歳馬も受賞した。

最終的に年度代表馬は、カーインライジング、ロマンチックウォリアー、ヴォイッジバブルの3頭が候補となり、カーインライジングがその栄冠を手にした。

選考委員の6名は、香港ジョッキークラブCEOのウインフリード・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏、競馬担当エグゼクティブディレクターのアンドリュー・ハーディング氏、レースプロダクト部門主任のグレッグ・カーペンター氏などで構成される。また、香港競馬記者協会からカルロス・ウー氏、ホー・ウィンキョン氏、サイモン・リョン氏の3名も選考に携わっている。

歴代の香港年度代表馬には、ロマンチックウォリアー、ゴールデンシックスティ、ビューティージェネレーション、エイブルフレンド、アンビシャスドラゴン、セイクリッドキングダム、ヴィヴァパタカ、ヴェンジェンスオブレイン、サイレントウィットネス、フェアリーキングプローン、リバーヴァードンといった香港を代表する名馬たちとずらりと居並ぶ。

今回、カーインライジングは新たに、これらの歴代の名馬に肩を並べることとなった。

アンドリュー・ホーキンス、Idol Horseの副編集長。世界の競馬に対して深い情熱を持っており、5年間拠点としていた香港を含め、世界中各地で取材を行っている。これまで寄稿したメディアには、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ANZブラッドストックニュース、スカイ・レーシング・オーストラリア、ワールド・ホース・レーシングが含まれ、香港ジョッキークラブやヴィクトリアレーシングクラブ(VRC)とも協力して仕事を行ってきた。また、競馬以外の分野では、ナイン・ネットワークでオリンピック・パラリンピックのリサーチャーも務めた。

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