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香港の競馬ファン、そして香港ジョッキークラブから通年免許での移籍を熱望されているオーストラリアのジェームズ・マクドナルド騎手だが、今回は良いニュースと悪いニュースの両方を伝える形となった。

まず、良いニュースは?それは、いずれ香港で通年免許を取得してフルタイムで騎乗することになるだろうと明言したことだ。

そして、悪いニュースは?移籍は今すぐではないということだ。

ニュージーランドの競馬専門チャンネル『Trackside』の番組、競馬ジャーナリストのマイケル・ゲランが司会を務める『The Guerin Report』内のインタビューで、J-Macは香港に移住してフルタイムで騎乗したいか?と、率直に尋ねられる場面があった。

「間違いなくオプションの1つですし、いずれそうなるでしょう。ただ、今のところ、オーストラリアでやり残した目標はまだありますし、先にそれを実現したいですね」

オーストラリアを拠点とするマクドナルドの目標の一つは、ダミアン・オリヴァー元騎手が持つG1・129勝の記録を追い抜くことだ。

マクドナルドは現在、オーストラリアでG1・98勝を挙げているが、それと同時に香港ジョッキークラブの関係者からも熱烈な移籍の勧誘を受けている。長年に渡り、香港競馬での実績を積み重ねており、2023/24シーズンの年度代表馬を獲得したロマンチックウォリアーの主戦としても知られている。

「いずれ、必ず香港で乗る日が来ますよ。本当に素晴らしい場所ですし、レースはレベルが高く、賞金も信じられないほど高額です。ハッピーバレー競馬場も、日曜日のシャティン競馬場も、競馬をするには最高の熱気です。熱気が凄まじいんです」

2部構成のインタビュー後半では、同じく世界を股にかけるジョッキー、ライアン・ムーア騎手を賞賛し、彼こそが世界最高の騎手だと褒め称えた。

「イギリス、アイルランド、フランス、アメリカ、オーストラリア、どこでも実績を残しているのは凄いです。オーストラリアには年2回くらいしか来ないのに、メルボルンカップとコックスプレートを勝ち、ゴールデンスリッパーも勝つわけですから」

マイケル・コックス、Idol Horseの編集長。オーストラリアのニューカッスルやハンターバレー地域でハーネスレース(繋駕速歩競走)に携わる一家に生まれ、競馬記者として19年以上の活動経験を持っている。香港競馬の取材に定評があり、これまで寄稿したメディアにはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ジ・エイジ、ヘラルド・サン、AAP通信、アジアン・レーシング・レポート、イラワラ・マーキュリーなどが含まれる。

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