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土曜日、シドニーのG1・クイーンエリザベスステークス(2000m)でヴィアシスティーナの7着に敗れたローシャムパークについて、鞍上のクリストフ・ルメール騎手は4ヶ月の休養明けが影響した可能性を指摘した。

ローシャムパークにとって、今回は昨年11月のG1・ブリーダーズカップ・ターフでレベルスロマンスに肉薄して以来のレース出走。休み明けの重さが響いたのか、直線に入ってからの追い比べで伸び負ける形となった。

ルメールは中団馬群を見る位置を確保し、外側を回りながらも2番人気のドバイオナーをマークするポジションで追走。

直線に入ると、ドバイオナーは鋭い伸びを見せて2着に食い込んだが、ローシャムパークは対照的に末脚不発。他の地元馬にも交わされ、7着に敗れる結果に終わった。

ルメールはIdol Horseの取材に対し、「道中の位置取りは理想的でした」と展開を振り返った。

「ドバイオナーを見る位置を走れましたし、ちょうどいいペースで馬もリラックスして走ることができました」

「ドバイオナーの方が先に仕掛けたので追いかけようとしましたが、そこからの伸びがなかったです。最後まで諦めず馬も懸命に食らいついていきましたが、切れ味が足りなかったですね」

「ローシャムパークもできる限りのベストを尽くしたと思いますが、重さがありましたね。4ヶ月間の休み明けである上に、検疫期間も長かったので、それが影響したのかもしれません。それでも頑張ってくれたとは思います」

「もっと良い結果を期待していましたが、勝ち馬のヴィアシスティーナはとても強い馬です。道中もスムーズな走りでしたし、直線に入ってからは一気に突き放されました。無駄のない走りからいつも通りの末脚を発揮する競馬でしたね。とても印象に残りました」

ジオグリフのオーストラリア遠征は今回が2度目の出走となったが、またしても振るわず残念な結果に終わった。18着(20頭立て)に敗れた前走のG1・ドンカスターマイルに続いて、クイーンエリザベスSも最下位だった。

裁決委員の報告によると、レース後にレーシングNSWの獣医師がジオグリフを検査した結果、右前脚に跛行の症状が見られた。跛行の程度は5段階中の2番目の重さだったと報告されている。

マイケル・コックス、Idol Horseの編集長。オーストラリアのニューカッスルやハンターバレー地域でハーネスレース(繋駕速歩競走)に携わる一家に生まれ、競馬記者として19年以上の活動経験を持っている。香港競馬の取材に定評があり、これまで寄稿したメディアにはサウス・チャイナ・モーニング・ポスト、ジ・エイジ、ヘラルド・サン、AAP通信、アジアン・レーシング・レポート、イラワラ・マーキュリーなどが含まれる。

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