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ダニー・シャム調教師は、パッキングパワーとヘレンウォリアーの2頭について、香港の名高い4歳クラシックシリーズに向けて計画を立てている。この2頭は、2024/25シーズンの開幕レース、ハッピーバレー開催で勝利したことで実力を示した。

パッキングパワーは、6月初旬の初勝利から無敗を2戦続け、クラス4の石澳ハンデキャップ(1200m)を2.5馬身差で圧勝した。シャム調教師は、1月31日に行われるG1・香港クラシックマイル(1600m)をこのトロナード産駒の目標に定めている。

「この馬はいい馬です。幸いにもオーナーは馬が成長するのに十分な時間を与えてくれました」とシャム調教師は述べた。

「次は恐らくシャティンに行きます。(クラシックマイルが)目標です。1400mと1600mは問題ないと思います」


香港クラシックマイルは4歳クラシックシリーズの第1戦で、3月2日のG1・香港クラシックカップ (1800m)、そして3月23日のG1・BMW香港ダービーと続く。

香港のトロナード産駒10頭の中で、パッキングパワーは4歳クラシックシリーズに出走する5頭目となる見込みだ。英国でマイルG1を2勝したトロナードは、昨シーズンのクラシックマイルとクラシックカップ覇者のヘリオスエクスプレスを輩出している。

パッキングパワーの母はクロエアンナで、マイルから2041mまでで3勝している。

一方のヘレンウォリアーは、クラス3の青衣ハンデキャップ(1650m)で粘り強い競馬を見せ、半馬身差で勝利した。この3歳牡馬は、以前イギリスでレッドゾーンヒーローという名前で出走していた。

シャム調教師は「(ダービーの)距離はこなせると思いますが、もっと大人しくないと今のままではかなり難しいでしょう」と語った。

「ヒュー・ボウマン騎手に乗ってもらいます。落ち着いて走れば、ダービーに行けると思います。まだ幼いですし、体重も重くないので、去勢するかどうかは悩んでいます。発汗が激しいので、もっと落ち着けば、もっと良くなるはずです」 

Luke Middlebrook

ルーク・ミドルブルック、Idol Horseの香港競馬担当。香港競馬の面白さに魅了され、数年間ブログで香港競馬の分析記事を発信、2016年からはシンガポールに移住した。シンガポールではiRace Mediaの専属専門家として8年間活動し、香港競馬とシンガポール競馬の分析や記事執筆を監督していた。

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