土曜日、カラ競馬場で行われるG1・愛2000ギニー(1600m)に出走するジョン&タディ・ゴスデン厩舎のフィールドオブゴールドは、新しい鞍上にコリン・キーン騎手を迎えることになった。
アイルランドで6度のリーディングジョッキーに輝いたキーンは、2020年の愛2000ギニーで自身初のクラシック制覇を達成。当時騎乗していたのは、同じジュドモントの所有馬でジャー・リオンズ厩舎のシスキンだった。
今回のニュースは、キーンが日曜日にネース競馬場で3勝を挙げた直後に報じられた。うち1勝はフィールドオブゴールドと同じくジュドモントの快速牝馬、バブーシュでのG3制覇だった。
「フィールドオブゴールドの騎乗依頼をいただけて本当に光栄です」とIdol Horseの取材に語った。
「大変素晴らしい機会です。前哨戦での勝ち方は本当に強かったですし、前走の英2000ギニーも勝利まであと僅かでした。アイルランドのクラシックでも期待できるのではと思っています」
フィールドオブゴールドは今季初戦、ニューマーケット競馬場でのG3・クレイヴンステークスを快勝で飾ったが、英2000ギニーでは賛否が分かれる2着に終わった。これを受けて、ゴスデン厩舎はキーラン・シューマーク騎手を主戦騎手から更迭。「起用できる一番の騎手を使う」という方針に切り替えた。

ニューマーケットの直線コースで行われた英2000ギニーでは、2.38倍の1番人気に支持されるも、鞍上のシューマークは序盤から折り合いに苦しむ展開に。ペースが上がると突き放され、最後は良い末脚で挽回を見せるも、勝ち馬のルーリングコートには半馬身差届かなかった。
「キーラン(シューマーク)の乗り方も理解はできます。2歳時から折り合いが難しい馬だったと聞いていますので、落ち着いて走らせることに重点を置いたのでしょう」とキーンは話す。
「具体的なレースプランは後日考えることにします。出走馬が決まれば、レースの流れもイメージできてくると思います」
現在30歳のキーンは、2021年に141勝を挙げ、アイルランドのシーズン最多勝記録を更新している。
タディ・ゴスデン調教師はIdol Horseの取材に対し、以下のようにコメントした。
「コリン(キーン)のアイルランドでの実績は言うまでもありません。2020年、ジュドモントのシスキンでこのレースを勝っているのも大きいです」